かぶとたいぞうです。
昨日のブログでは、サンアンドレス島とプロビデンシア島に行ったことを書きました。
私はそのあとボゴタに戻り、そこからカルタヘナに飛びました。
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ボゴタに泊まるのは
サンアンドレス島から戻った日の3日後に、ロサンゼルスから東京に戻る予定で、すでにチケットを持っていました。
だからそれに間に合いさえすればどこに行っても良かったのです。
ボゴタに泊まってもいいのですが、ボゴタという町は首都機能だけで、面白いものは何もありません。それに標高が高いので少し寒く、南国ムードもありません。
なぜカルタヘナへ
サンアンドレスから戻った私は、ボゴタ空港で出発便の表示を見ていました。すると、1時間後にタイミングよくカルタヘナ行きの便があったのです。
カルタヘナに飛んだとして、ボゴタへの帰り便は大丈夫か。ボゴタからロサンゼルス行きの便には間に合うか。
いろいろ調べた結果、どうにかカルタヘナには1泊できそうでした。
カルタヘナへGO
たった1泊のためにカルタヘナまで飛ぶのもどうかと思いましたが、ボゴタに泊まるよりは面白そうなのでカルタヘナまでの往復チケットをその場で買ったのです。
私はカルタヘナ行きの飛行機に乗り、2時間くらいのフライトでカルタヘナ空港に降り立ちました。
当時はまだグーグルマップはなく、私の旅の友だったロンリープラネットという旅情報の本も重たいのでコロンビアには持って来てませんでした。だからカルタヘナの情報は何もありませんでした。
ただ、コロンビアの中でもカリブ海に面した側の海の町だということだけは知っていました。以前映画で見たことがあったのです。いいイメージがありました。
タクシーでカルタヘナの中心部へ
カルタヘナの空港に着陸したのは午後3時くらいだったと思います。
タクシーに乗り、カタコトのスペイン語で「街に行きたい(メ、グスタリーア、イル、ア、セントロ)」と言うと、タクシーで20分くらい離れたボカ・グランデという港のある市街地に連れて行ってくれました。
カルタヘナの街
適当なホテルにチェックインして、ひとシャワー浴びて外に出たのは午後4時過ぎでした。だから街をフラフラ歩いているうちに夕方になりました。
カルタヘナの人はほとんど英語を話さず、私のスペイン語はほんのカタコトでしたが、身振り手振りでなんとかなりました。
夕陽に染まるカリブの海。暖かい風。砂浜とヤシの木。素敵な町並み。カルタヘナはいいところでした。
ホテル近くのバーへ
ホテルの近くまで戻り、ホテルの向かいのバーのような店で適当なものを食べてビールを飲んでいると、店のマスターが珍しそうに私に話しかけてきました。
「チナ?(中国人?)」と聞かれたから「ハポン(日本人)」と答えると、日本人を見たのはこれが初めてだというようなことを言って喜んでいました。
マスターが日本のことをいろいろ聞いてくるので、私はビールを何本かお代りしてマスターにしばらく付き合いました。
サルサを踊りたい
私がサルサとかラテン音楽が好きで、サルサダンスなんかも好きだと言うと、マスターはここのすぐ裏にディスコティカがあると言うのです。サルサもかかるから踊れると言うのです。
私が早速行こうとすると、マスターはまだ早いといいます。コロンビアのディスコティカは深夜にならないと盛り上がらないというのです。
コロンビアのディスコティカ
それに男性一人だと店に嫌がられて店に入れてもらえないかもしれないし、もし入れても男性連れの女性をダンスに誘うと相手の男性とトラブルになることもあると言うのです。
マスターは後でダンス好きの女性の友達を呼んであげるから、その人と一緒に行ったほうがいいと言います。
カルタヘナの夜の街を散歩して時間をつぶす
私はもう少しカルタヘナの街を見たかったので、店に戻る時間を約束して夜の散歩にでかけました。
そして適当な店で何杯か飲んで、午後10時くらいにマスターの店に戻りました。
店に戻ると女性がマスターと話をしていました。マスターが呼んだ女性でした。小柄で笑顔の素敵な人でした。
ダンスパートナー
その女性もスペイン語しか話せませんでした。でも感じのいい人で、一緒にビールを飲んでいるうちにすぐに打ち解けた感じになりました。
ダンスに言葉は要りません。ダンスパートナーには十分でした。
いざディスコティカへ
夜の11:00くらいになってその女性と一緒に、マスターの店の裏のディスコティカに行きました。
午後11:00なのに、客はまだまばらでした。店員に聞くと12:00を過ぎないと客は入らないと言うのです。
女性とビールを飲み、何曲か踊っているうちにだんだん客が入り、店員の言うとおり12:00を過ぎるとディスコが満員になりました。
コロンビアのディスコティカ恐るべしです。
女性を同伴して良かった
私は女性を同伴したお陰で他の客とも仲良くなり、パートナーを交換する形でいろいろな女性とも踊ることができました。
サルサ、メレンゲ、バチャタ、クンビア。
汗だくで踊り、あっという間に午前2時くらいになりました。
マスターの店に戻って飲み直し
マスターの店が閉まらないうちに女性とマスターの店に戻り、マスターにもおごって3人で飲みました。
私のカタコトのスペイン語が通じているのかいないのか。ビールを飲みながらとても楽しい時間を過ごしました。
ボゴタに泊まらずカルタヘナに来てほんとうに良かったと思いました。
こんなことなら1泊と言わず何泊でもしたいと思いました。
朝方まで
来年も必ず来ると約束して、名残り惜しい気持ちでホテルに戻たのは朝方でした。
次の日は寝坊をしてしまい、すぐにタクシーを呼び、タクシーが来るまでにシャワーを浴びて、カルタヘナの空港からボゴタ行きの飛行機にぎりぎり間に合いました。
次の年もカルタヘナへ
カルタヘナがあまりにも良かったので、翌年もまた行きました。今度はカルタヘナだけで3週間の旅程です。
しかしマスターの店は潰れたのか、もうありませんでした。残念でした。
でも気を取り直して、前回は見れなかった旧市街地などをゆっくり見て、それなりの出会いや冒険もあり楽しかったです。
その次の年もカルタヘナへ3週間
その翌年もまたカルタヘナばかり3週間の旅程で行きました。
タイなら10日間で十分ですが、カルタヘナまで行くには行きに3日、帰りにも3日、往復の移動だけで6日もかかります。3週間くらい行かなければ割に合いません。
景色もいいし、食べ物も美味しいし、物価も安いし、サルサも踊れるし。
私はカルタヘナが気に入りました。
パタヤを知るまでは
数年後にパタヤを知るまでは、カルタヘナが世界で一番いいところだと思っていました。
今でもラテンのムードが好きなので行きたい気持ちが起きますが、日本からの距離と時間、旅費、滞在費などを総合的に勘案すると、コストパフォーマンスの点でパタヤが勝ちます。
パタヤにも、海もヤシの木もきれいな夕陽もあります。無いのはラテン音楽だけですが、最近はタイの音楽も好きになりました。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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