かぶとたいぞうです。
今日はパタヤのソンクラン最終日。フィナーレとあって朝から大音響の音楽が各方向から聞こえてきます。
今朝はその大音響で目がさめました。
重低音と女性の奇声
日本のお祭りと違って本部から1つの音楽が聞こえてくるのではなく、各お店の自称DJがそれぞれ勝手に好きな曲を大音量でかけるので、遠くで聞くと色々な音が重なって分からなくなり、重低音のみが反復されて聞こえてきます。
その恐ろしげな重低音の合間に、時折若い女性の奇声も聞こえてくるので、まるでホラー映画の音響ですが、水かけをやっている人たちは楽しそうです。
コロナからまる3年
さて、コロナが流行してまる3年。
4年ぶりのパタヤのソンクランを見ていると、コロナ禍なんて無かったかのような盛り上がりです。
振り返ってみると、この3年間はいったい何だったのでしょうか。
人生に影響を受けた人も
私はリタイアした後だったので実害はありませんでしたが、現役世代の人の中には人生が大きく変わった人もいるのではないでしょうか。
受験、進学、就職、ビジネス、結婚、出産、人生の大事なターニングポイントに大きな影響を被った人もいるはずです。
コロナの致死率
3年前の今頃は、コロナの致死率に関して論争がありました。インフルエンザのようなものだろうという人もいましたが、そういう人は世間から激しく罵倒されました。
テレビに出てくる専門家は口を揃えて「新型コロナにかかれば5%以上の人は死ぬ」と言っていました。だから私もそう信じていました。
致死率が5%なら
私の高校時代の同級生が約500人でした。5%といえば単純計算で約25人がコロナで死ぬことになるんだなと思いました。その25人の中に私が入っていないとは限らないので、私も用心しました。
あれから3年経ちましたが、未だに同級生がコロナで死んだ話は一度も聞いておりません。
それどころか
それどころか、今頃になってコロナの致死率はインフルエンザ並みかそれ以下だと言うことになり、病気の深刻さを示す度合いも2類から5類(インフルエンザ相当)に格下げするようです。
ワクチンが効いたのか、治療方法が改善したのか、あるいは人の免疫力が上がったのか、それとも最初からそれほど深刻な病気ではなかったのか。今となってはまったく分かりません。
スペイン風邪の時も
ただ第一次大戦中に大流行したスペイン風邪の時も、最初は奇病扱いされ、3年後には誰もスペイン風邪の話をしなくなったと聞きます。ワクチンが開発されたわけでなし、特効薬ができたわけでもなし。相変わらずスペイン風邪にかかる人はいたそうですが、もうそんなことにかまっていられなくなって気にしなくなったというのです。
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日本では未だにマスク?
日本では未だにマスクをしている人が多いと聞きますが、ここパタヤにはマスクをしている人は誰もいません。
もうそんなことにかまっていられなくなって気にしなくなったのです。
パタヤにはもうコロナは無い
みんなマスクなどせず、水を掛け合い、大きな声を出して「おしくらまんじゅう」のように密に群がり、水をかけられながら狂ったように踊っています。
パタヤにはもうコロナは無いのです。いや、本当はあるのかもしれませんが、心の中にはもう無いのです。
+++
3年間はいい体験だった
私には戦争の体験がなく、それほど大きな病気にかかったことも刑務所に入ったこともなく、いままで自由に楽に生きてきました。
だからこの3年間は私にとって人生で初めての不自由な体験でした。
私にとってはいい体験でしたが、そうではなかった人もいるはずです。
自分がこれからどう生きるのかによって決まる
でも、もう過ぎたことを悔やんでも仕方ありません。この3年間の不自由な体験がいい体験だったのか、取り返しのつかない不運だったのか。
それを決めるのは自分です。自分がこれからどう生きるかによって決まるのだと思います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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