新型コロナのパンデミックの収束は来年か再来年か

かぶとたいぞうです。

新聞報道によると、世界各国の著名な免疫学者、研究者らが、新型コロナの収束時期について各々の見解を述べているようです。

それによると、多少のばらつきはあるものの、概ね来年の春くらいからパンデミック(大流行)は終わり、その後徐々に収束を始めて、来年末から再来年の春ころには収束、あるいは完全終息する見込みのようです。



新型コロナがあっさりと終わるわけではない

終息と言っても、新型コロナウィルスが絶滅するわけではなく、今のインフルエンザのような扱いで残るようです。

また、新型コロナはこれからもしぶとく変異種を作り、地域や国によっては収束が遅くなるかもしれないようです。

新型コロナ収束の条件

収束はワクチン接種率と自然免疫(一度感染した人が自分の体の中で作った免疫)率の高い国や地域ほど早く、逆にワクチンの接種率の低い国や地域で遅くなるようです。

また、厳格なロックダウンなどをやりすぎた国や地域では、変異種による耐性が弱く、かえって収束が長引く可能性も指摘されています。



新型コロナ終息まであと1年くらいか

学者によって差がありますが、総合的に判断すると、今はパンデミックが終わりかけている時期のようです。そして、終息までにはあと一年くらいはかかるようです。

その時私はパタヤにいた

新型コロナが流行り始めた昨年の3月。私はパタヤにいて不安な日々を過ごしておりました。

未知のウィルスである新型コロナの大流行について少しでも似たような事例を知りたいと思い、1918年に猛威を奮った「スペイン風邪」について調べました。ついでに当時の古い文献もいくつか読んでみました。



スペイン風邪に関する資料

私が集めた情報によると、スペイン風邪は変異種を次々と作りながら1918年、1919年と猛威をふるい、1920年には終息したようです。収束までに約3年かかっています。

この時代にはワクチンは無く、自然免疫だけで終息しています。

スペイン風邪の致死率

致死率は先進国で1%弱。衛生環境の悪い発展途上国では5%を超えています。

簡単に言うと、何もしなくても3年経てばスペイン風邪は収束したようです。また、手洗いやうがい、マスクなども有効だったようです。



スペイン風邪終息までに3年、新型コロナもか

スペイン風邪の歴史を知った私は、「終息まで3年、2023年の春か」と思いました。

後になって分かったのですが、新型コロナは中国では前年の12月には既に発生し猛威を振るい始めているらしいのです。だから発生から3年ならば、2022年(2022年)の年末頃です。

新型コロナ終息に関する学者らの見込みとほぼ同じです。

スペイン風邪当時の日本人のようす

ちなみに、スペイン風邪当時の一般の日本人の様子が書かれた文献も見つけました。

それによると、スペイン風邪が大流行した時、最初の1年間ぐらいは、みんなパニックになり、流言飛語が飛び交い、大騒ぎをして怯えたようです。そしてどこに行ってもスペイン風邪の話題でもちきりだったようです。



スペイン風邪大流行2年目の日本人

ところが2年目に入るとみんな冷静になり、手洗やうがい、マスクなど、自分らでできることだけはしっかりやっていたようです。死者数はどんどん増えていき、恐怖を感じながらもパニックにはならなかったようです。

スペイン風邪大流行3年目

そして3年目になると、もう誰もスペイン風邪の話題を口にしなくなったというのです。まだスペイン風邪で死んいく人はけっこういましたが、騒いでも仕方ないという気分になっていたようです。

人は緊張が長く続くと、諦めや覚悟ができるのですね。



スペイン風邪の話題に飽きた頃、スペイン風邪は去った

当時は第一次世界大戦の最中。もうスペイン風邪などどうでもいいと考えていた人もいたようです。

スペイン風邪の話題ばっかりでは心が暗くなるので口にしなくなったのかもしれません。

そして人々がスペイン風邪の話題に飽きてきた頃、スペイン風邪のほうから自然と去っていったのです。

新型コロナもきっとそうなるような気がします。

もうそろそろ新型コロナの話題も飽きられつつありますから。

ごきげんよう。


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