かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株は全般的に上がりましたが、私が保有するようなディフェンシブ株、バリュー株は一昨日に引き続き下がりました。
昨夜の終値の前日比は、NYダウで+0.56%、S&P500は+0.70%、ナスダックは+1.01%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.50%でした。
特に下がったのは
私の保有株は、ギリアドとロッキード・マーティン以外は全て下がりました。
特に大きく下がったのはアッヴィとファイザーの、いずれも医薬品メーカーで、両方とも1%超下がっています。
昨日も書きましたが、ディフェンシブ株、バリュー株は昨秋あたりから調子よく上がっていたので、そのぶん下がっているのでしょう。
パウエルFRB議長の発言
昨夜の米国株が全体的に上がったのは、スウェーデンの国際会議で行なったパウエルFRB議長の講演が影響しているのだと思います。
パウエル議長は「インフレ時には物価の安定を回復するために、短期的に不人気な政策も求められる」と語りましたが、それ以上厳しいことは何も言いませんでした。
やんわりとした印象を与えた
ここのところFRB高官による利上げ継続に前向きな発言が目立っていたため、パウエル氏の講演内容はむしろやんわりとした印象を与え、市場に好感されたようです。
つまり、米国株全般、特にナスダックなどはパウエル発言の影響を受け雰囲気で少し上がり、いっぽうディフェンシブ株、バリュー株は今まで上がり過ぎていたぶんを調整するように下がったのでしょう。
ただいずれにしても、上がったり下がったりの繰り返しの範囲での値動きで、新たなトレンドは何も見当たりません。
大事なのはCPI
大事なのは、明日12日に発表される12月の米消費者物価指数(CPI)です。
CPIの数値いかんによって、金利政策などが大きく変わる可能性があります。
FRBの金融政策は全てインフレ退治のために行なっていることです。だからCPIさえ下がれば金利も量的金融引き締めも落ち着くのです。
新たなトレンドが生まれるとしたら
新たなトレンドが生まれるとしたら12日の夜、あるいは13日の金曜日以降でしょう。
それまでは、ちょっとしたことに反応して、あっちフラフラ、こっちフラフラの繰り返しだと思います。
少し様子を見ましょう。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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