かぶとたいぞうです。
私は牛ステーキが好きです。札幌にいる時も、安い時にステーキ用の肉を買ってきて、家で焼いて食べます。
ところが、那覇だけかもしれませんが、こちら沖縄ではスーパーなどで売っている牛肉はとても高いのです。
ステーキ用の牛肉は100gで300円以上
部位に限らず、100gあたり200円以下の牛肉を見たことがありません。ステーキ用の牛肉は300円以上します。
私の行動範囲が狭いのかなと思って、散歩かたがた遠くのスーパーマーケットも見てみましたが同じです。
ザ・ビッグエクスプレスでも牛肉は高い
小禄にあるイオン系の安売り店「ザ・ビッグエクスプレス」まで2時間もかけて歩きましたが、やはり安い牛肉はありませんでした。
札幌だと、細切れなどは100円以下で買えることもあります。ステーキ用の牛肉でも特売日には160円くらいで売っている店を知っています。
沖縄には牛肉文化があり、ステーキハウスも多い
沖縄には米軍基地もあるし、歴史的に米国文化が残っており、ステーキハウスもたくさんあります。食堂でもステーキを提供する店がたくさんあります。そしてお店で食べる牛ステーキは驚くほど安いのです。
200gの牛ステーキにサラダ、スープ、ご飯がついて1,000円という店もあります。
札幌と比べると沖縄のステーキハウスは安い
これまた札幌では考えられなく、札幌ならステーキだけで2,000円以上はすると思います。
つまり沖縄は札幌と比べると、スーパーで売っている牛肉は2倍もするのに、ステーキハウスや食堂で食べる牛ステーキは半値以下なのです。
札幌と沖縄の飲食店の粗利の差
粗利を考えます。
札幌では200gで300円の牛肉を仕入れて2000円で売れば、1人前で1,700円の粗利です。
那覇では200gで600円の牛肉にスープ、サラダ、ご飯のぶん200円を足して800円の原価で、売価が1,000円なので、1人前で200円の粗利にしかなりません。
いくら沖縄の人件費が安いからと言ってもこれでは成り立たないと思います。いったいどういうカラクリがあるのでしょうか。
カラクリを想像する
スーパーの牛肉が高すぎるだけで、ステーキハウスや食堂は別の仕入れルートを持っているのでしょうか。
沖縄の牛肉文化は主に米国人や観光客向けで、地元の人は豚や鶏を食べ、牛肉はあまり食べないのかもしれません。そうであればスーパーなどでの牛肉の流通量は少なく、あまり売れないから割高になるということも考えられます。
あるいは200gと表記されているけど、本当はもっと少ないのでしょうか。肉は焼くと縮むので分かりづらいです。
沖縄ではステーキは飲食店で食べるほうが得
ただ、いずれにしても、サラダ、スープ、ご飯のぶんや焼く手間などを考えると、沖縄ではステーキは飲食店で食べるほうが断然得な気がします。
タイでもスーパーや市場で買うとけっこう高いのに、屋台や食堂で食べると安いものがけっこうあります。
タイの物価事情
タイの場合は、家で料理をする人が少なく、近所の食堂が我が家のキッチンという人が多いので、小売流通が細く、飲食店の仕入れ力のほうが強いのです。
私がいつも行っていたパタヤの安い食堂の主人に仕入先を教えてもらいましたら、パタヤ郊外の市場でパタヤのスーパーの半値以下で野菜や肉を仕入れているとのことでした。
那覇の不思議なステーキ事情
牛肉やステーキに関しては那覇にも似たような流通事情があるのでしょうか。
スーパーの肉売り場を眺めると、同じ肉でも豚肉や鶏肉はそれほど高くは感じません。牛肉だけが驚くほど高いのです。そのくせ、ステーキ店や食堂では驚くほど安いのです。
不思議な文化です。
誰か事情を知っている人がいましたら、コメントかメールで教えて下さい。
ごきげんよう。
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「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
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かぶとたいぞう様
こんにちは、国畑と申します。いつもブログ楽しく拝見しております。
いつも絵を見て和ませていただいていますが、今回のオリオンを楽しそうに飲むシーザーくんが素晴らしすぎ、思わずコメントいたしました。
今後も街歩き、投資、生き方などについての記事を楽しみにしております。
20代の社会人2年目です。かぶとたいぞう様の紹介されていた「堅実な長期投資」に啓発され、長期投資を志向しています。50、60代まで資産形成し、老後はバンコク、パタヤでゆったりと暮らしたいと思っています。
一度かぶとたいぞう様にご意見いただきたいと思っていたことがあり、この機に質問させてください。
VYMというヴァンガード社の高配当ETFがあり、こちらは株価、配当金ともに右肩上がりとなっています。
高配当と言いつつも利回りは3%程度で、これは将来の増配と株価上昇の裏付けであるはずで、VYMだけに長期投資するのが簡単ではないかと考えています。
先生のおすすめされる「堅実な長期投資」ではペプシコやゼネラル・ミルズを投資先の例とされていますが、VYM一本足打法で考えられる懸念点などございましたらご指摘いただけますと幸いです。
(個別株への依存度を高めることに不安があります)
いかんせん投資に触れ始めたのが2年前なので、見逃しているリスクがあるかも知れず、ご意見いただけますでしょうか。
牛肉ステーキについての記事で、投資について質問してしまい恐縮です。
国畑様
かぶとたいぞうです。コメントありがとうございます。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。また、私の拙い絵をお褒めいただき恐縮です。嬉しいです。
さてVYMですが、私もいいファンドだと認識しております。
組入れ上位銘柄には私がメインで保有するジョンソン・エンド・ジョンソン、P&G、ファイザー、ペプシコも入っており、このファンドだけでも十分ではないかと私も考えたことがあります。
私は各企業を時間をかけて個別に分析して、その結果それらの銘柄にたどり着きましたが、最初からVYM一本に投資すれば、分析の手間もかからないし今後の決算などの分析も任せておけるので楽に運用できます。
その分わずかなファンド手数料が取られるのは理にかなっていると思います。
配当率は現在3%をきっておりますが、手堅い銘柄ばかりなので当然です。P&Gなんて2%ちょっとしか配当を出していませんが、連続増配銘柄なので人気があり、株価が上がるから配当率はいつも低いのはご存知のとおりです。だからVYMの配当率は妥当だと思います。将来は少しずつ投資配当率(YOC)が上がっていくでしょう。
ウォーレン・バフェットではないですが、身内にこれから株をやりたいという人がいれば、私も「迷わずVYMを買え」と言うかもしれません。
私は最初、そのようなファンドがあるとは知らず、個別株から入ったので、そのまま個別株を10銘柄集めて自分なりのファンドのようなポートフォリオを作った次第です。
では今から私もVYM一本に変更するかというと、VYMには私が興味を持っていない銀行株やハイテク株なども入っているので、そうはしません。
また私は個別企業を自分で研究したり分析するのが好きなので、それらは私にとって苦労ではありません。
でも、業種や個別企業への強い興味やこだわりのない人ならファンドのほうが組入れ企業数が多いし、ファンドマネジャーが代わりに研究や分析を常にしてくれるので安心だと思います。
国畑様は業種や個別銘柄へのこだわりがないなら、そのままVYM一本でいいのではないでしょうか。これと言って懸念はないと思います。
ファンド運営者が約束を守らなかったり、途中から参加者に不利益な条件変更をするようなことになったら、米国の株式市場の信用問題になるので、そんなことにはならないと思います。
組入れ銘柄を個別で買ったときより少しだけ配当が減る程度のことは、前述したとおり合理的で、懸念には入りません。
答えになったでしょうか。
かぶとたいぞう様
ご返信いただきありがとうございます。
また、別記事にて背景を含めてまとめていただきありがとうございました。
そちらも拝見し、VYMの積み立てを行うことが今の自分にとって最適という思いを強くしました。
(積立NISA、DC年金でインデックス投資も行っていますが)
自分への投資も行いながら、じっくりと資産を形成したいと思います。
ちなみにですが、、、パタヤに行くときはソイブッカオ南端のカオマンガイをしょっちゅう食べに行きます。
早くかぶとたいぞう様も私もあのチキンを、あの熱気の中で食べられるように祈っております。
今後も記事楽しみにしております。
国畑様
ああ、カオマンガイ屋台。懐かしいです。
早く行きたいですね。