【ぶらり那覇探索】那覇の路地裏をくまなく歩いていると、子供の頃を思い出す

かぶとたいぞうです。

私は歩くのが好きです。特に暖かい日や晴れた日は、外を歩いているだけで楽しい気分になります。

私が冬になったら南国に移動するのは、外を歩きたいからとも言えます。



那覇での散歩

那覇でも毎日歩いています。日中は20℃近くなる日もあるので、札幌の初夏か秋口のように気分良く歩けます。

私はいつも同じ道を歩きません。毎日別のルートを歩きます。冒険が好きなのです。

とは言っても那覇の街を何ヶ月も歩いていると、だいたいの道は制覇してしまいます。そうなると今度はわき道を歩いて路地裏に入ります。

路地裏は面白い

同じようなルートでも、道を一本変えるだけで雰囲気はがらっと変わります。

ブラタモリじゃありませんが、歩きながら道や街の歴史を考えるのも好きです。



若狭の古い繁華街

那覇の海岸側、波の上ビーチに行く途中に古い繁華街に出ます。住所で言うと若狭の界隈です。古いソシアルビル(飲み屋ばかり入ったビル)が多いです。

きっと大昔は花街、赤線のような繁華街だったのではないでしょうか。札幌で言うと菊水、水車町、中の島のような界隈です。

今の繁華街の中心である松山からは少し離れています。

どうしてこんなところに繁華街

どうしてこんなところに昔は繁華街ができたのか。

おそらく海岸に近かったからだと思います。昔の交通の要衝は、港でした。

おそらく国道58号線ができる前は、若狭大通りが街の中心だったのでしょう。若狭大通りを南に進むと波の上を経て那覇港に繋がります。きっと昔は那覇港が交通の要衝だったに違いありません。今でもある那覇港フェリー発着場はその名残です。



交通手段が変わり、街の中心が変わる

それが時代を経て街の中心が変わったのだと思います。那覇空港ができて国道58号線にバスが走り、58号線沿いに街が移ったのでしょう。決定打となったのはモノレールでしょう。那覇空港直結のモノレール駅である県庁前、美栄橋から徒歩圏にある今の松山に飲み屋が集中しているのは頷けます。

古い街に残る店もある

前に小田原で飲んだ時も、駅からずいぶん離れたところに古い繁華街があり、不思議に思って地元の人に聞いたら、そこは昔の東海道の名残でした。

交通が変わって街の中心が変わっても、そこには人々の生活があります。古いお店が何件かは残り、地元の人たちが相変わらず集うのだと思います。

そんなことを想像しながら若狭の古い飲み屋街を歩くのも面白いです。



路地裏

古い街には細い路地があります。そんな路地裏を歩くのも好きです。夜は怖いですが昼間の路地裏には生活臭があります。

飲み屋や食堂の裏口、アパート、洗濯物、日向ぼっこをする老人、錆びた自転車、植木鉢、布団をたたくおばさん、赤ちゃんの鳴き声。

昨日、路地裏を歩いていて

昨日の昼過ぎに若狭の路地裏を歩いていて、ふと思いました。

「そう言えば、子供の頃はよく路地裏を歩いたなぁ」

子供の頃は暇で、好奇心があり、家の近くの路地裏という路地裏を歩いたものです。そして少しずつ行動範囲を広げました。

新しい小道を発見しては「そうか、この道はここに出るのか」と感動したものです。

角を曲がると突然犬が出てきてびっくりしたこともしばしばありました。

懐かしい思い出です。



いつから路地裏を歩かなくなったのか

それがいつからか歩かなくなったのです。

忙しくなったからでしょう。

中学に入ると部活と勉強で、ぶらぶら歩くことなどしなくなりました。高校とか大学に入るとますます部活、そして興味の対象が異性とか、おしゃれとか、不良のするようなことに移りました。

社会人になったらますます忙しくなり、そもそも移動はすべて車か電車、歩くことすら必要最小限になりました。

リタイアすると子供に戻る

そして今。私はリタイアして暇になり、異性とか、おしゃれとか、不良のするようなことにも昔ほど興味がなく、子供の頃に戻って路地裏を歩いているのです。

さいわい、好奇心だけは衰えておりません。行ったことのない街、通ったことのない道に興味があります。



今度は安里の栄町を攻める

今度はモノレール安里駅の東、栄町の古い市場付近の路地裏をもう少し極めてみたいです。

どうしてあんなところに古い市場があって今でも残っているのか。どうして飲み屋が密集しているのか。とても興味があります。

タイと違って日本には野犬がいないので、昼間ならどこを歩いても安心です。

私はこれからも歩き続けます。

ごきげんよう。


【関連性の高い記事】



【かぶとたいぞう有料ノート】

この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。

【あわせて読みたい】


同じカテゴリーの最新記事5件


「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。


記事のカテゴリー/タグ情報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*