かぶとたいぞうです。
ネットニュースを見ていたら、「パウエルショックで世界的に株価が暴落した」という文言が飛び込んできました。知名度の高いニュース媒体です。
「パウエルショック」?初めて聞きました。
「世界的に株価が暴落した」?いつの話をしているのでしょう。
下はこの5年間のNYダウの値動きです。
この5年間のNYダウの値動き
2年前の「コロナショック」で株価は少し下がりましたが、それ以外、米国株は一貫して上がり続けています。
今回はぜんぜん下がらない
私は今回の金融政策の変更で、米国株が下がることを期待して待っていました。しかし米国株はまったく下がらずヤキモキしています。
米国株は今年に入って乱高下を繰り返し、ここ数日は足踏み状態です。上がりも下がりもしません。上のグラフの通りです。
一部のハイテク、グロース株、新興企業などは一時的に下がったが
一部の業績の悪い企業とか、ハイテク、新興企業が多いナスダックなどは一時的に大きく下がった時もありましたが、それを指して「株価暴落」と言うのは乱暴です。
ましてや「パウエルショック」とか「FRBショック」などと言う言葉を勝手に作らないで頂きたいです。
「●●ショック」というのは
普通「●●ショック」というのは、株式市場全体が20%も30%もあるいは50%くらい下がった時に使うのです。
2年前の新型コロナ感染爆発による株価下落でさえ、規模が小さく、しかも短期だったので、「コロナショック」と呼んでいいのか迷うくらいです。
どうして人々を混乱させる報道をするのか
世の中には些細な事象を取り上げて大袈裟に報道する人たちがいます。何か意図でもあるのでしょうか。
世の中を不安にさせて、人々を混乱させて、なにか得でもあるのでしょうか。単に読者の気を引いて発行部数とか広告収入を増やしたいだけなのでしょうか。
フェイクニュース
私は未来のことを予想する人の話は信じません。でも、予想するくらいのことなら勝手にすればいいと思います。あくまでも予想ですから。
しかし、起こってもいない「暴落」をさも起こったかのように報道するのは明らかにフェイクニュースです。
暴落は起こっていない
米国株は今年に入り上がる一方の動きが止まり、乱高下を繰り返していますが、「暴落」と言えるほど下がってはいません。
ましてや「パウエルショック」などは起きてもいません。
今後のことは私にも分かりませんが、少なくても今のところは大勢に影響のない範囲の値動きです。ご安心ください。
米国経済も米国株相場も思った以上に堅牢で、私にとっては、むしろもっと下がって欲しいくらいです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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