かぶとたいぞうです。
株価暴落説というものは、いつの時代にも出てきます。しかも、もっともらしい理屈を伴って、まことしやかに囁かれます。
株は相場ものですから、上がるときもあるし下がるときもあります。だから「下がる」「下がる」と毎日言い続ければ、いつかは下がり、予想が当たったことになります。
「雨がふる」と毎日言い続ければいつかは当たるのと同じです。
暴落説が当たったことはほとんどない
しかし今まで暴落説が度々登場してきましたが、当たったことはほとんどありません。
暴落は地震と同じで、予想すれば遠のき、みんなが忘れた頃にやってくるのです。
さて今ある暴落説はだいたい次のようなものです。
今言われている米国株暴落説
- 1月後半辺りから米国株が10%程度下がる
- 2月くらいに米国株は20%程度下がる
- 3月〜5月くらいに米国株は大暴落する
- 今年の後半から米国株は大きく下がる
去年も同じことが言われていた
ちなみに「3月〜5月くらいに米国株は大暴落する」と予測した人は日本人ですが、昨年の1月にも同じことを言って予想を外しました。それなのに謝ることもなく、また同じことを言っています。
「今年の後半から米国株は大きく下がる」というのも、昨年も言われていた事です。結果は逆で株価は大きく上がりましたが。
私も株価が下がってほしいとは思っているが
株価暴落説を唱える人たちは、よっぽど株価が下がって欲しいのでしょう。
私も株をもっと買い足したいので株価が下がって欲しいと思っています。
しかし世界経済や株式市場を勉強すれば勉強するほど、株価は予想できないことが分かります。
よく勉強した人ほど、株価の予想はしない
株をよく勉強した人ほど予測することを諦め、予測することに労力を使うより、世の中がどうなっても対応できるように分散投資したりリスクヘッジすることに労力を使います。
つまり株価を予想する人は勉強不足なのです。株というものをよく分かってないのです。世界経済のメカニズムを理解できていないのです。
そんな人たちの言うことなのですから、いちいち聞く必要も影響を受ける必要もありません。
ウォーレン・バフェットもベンジャミン・グレアムも株価の予想はしない
ウォーレン・バフェットもベンジャミン・グレアムも株価の予想をしたことは一度もありません。
彼らは、「株価は予想できない」、「先のことは誰にも分らない」、「あらゆる株価予測、分析手法は当たらない」と断言しています。
株価を予想するよりも分散投資、リスクヘッジするほうが大事
だから株の銘柄や業種の分散、株と債券への分散、証券と現預金のバランス、他の投資とのバランスなど、分散投資やリスクヘッジを説いているのです。
私もリスクヘッジは常にしています。株の銘柄も業種も分散し、現金もある程度持っています。収入の道も株価の配当、年金、原稿料と3口あります。保険もあります。世の中がどうなろうと、とりあえずは生きていけるよう考えています。
株価大暴落を予想しているからリスクヘッジしているのではない
それは株価大暴落を予想しているからではありません。常に備えていることです。
大地震が来ることを予想しなくても、常に水や保存食、薬品などを備蓄しているのと一緒です。
株価が今後どうなるかは分らない
私には株価が今後どうなるかは分かりません。これからまだまだ上がるような気もするし、もうそろそろ下がるような気もします。大暴落が来るかもしれないとも思っています。
どれも同じくらい起こり得ることです。そう考えるのが一番合理的です。
暴落説などという無責任な言舌に惑わされることなく、常に備え、堅実で賢明な長期投資を心がけたいものです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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