【米国株】ベンジャミン・グレアム氏の教え、バリュー株投資の基本と真髄

かぶとたいぞうです。

私は今でも時折ベンジャミン・グレアム氏の「賢明なる投資家」を読み返します。

「賢明なる投資家」は私にとって米国株投資のバイブルです。ベンジャミン・グレアム氏のおかげで私は開眼しました。



ベンジャミン・グレアム氏の「賢明なる投資家」はバイブル

信者がバイブルを手放さず、時折読み返すのは当たり前です。

ベンジャミン・グレアム氏の示唆に富んだ考察のおかげで、私はバリュー株投資の何たるかを知りました。

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今日は私の学習ノートの中からグレアム理論を一部紹介

今日は私が初めて「賢明なる投資家」を読んだときに私がとった学習ノートの中から、投資先の選び方とポートフォリオの作り方に関する箇所を抜き出して、グレアム氏の言葉と私の考察をお伝えします。



ポートフォリオは最低10社建て

ベンジャミン・グレアム氏:kabutotai.net

グレアム氏「株は最低10銘柄、できれば30銘柄ぐらいに分散投資する」

いくら気に入った会社でも1社とか数社だけに投資をするのはリスクが高すぎるます。私はグレアム氏の教えに従い10社建てのポートフォリオを組んでおります。

すなわち、ペプシコ、ゼネラル・ミルズ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アッヴィ、ギリアド・サイエンシズ、ファイザー、プロクター・アンド・ギャンブル、コルゲート・パーモリーブ、ロッキード・マーティン、フィリップモリスの10社です。

財務内容の良い有名な大企業を選ぶ

グレアム氏「財務内容の良い有名な大企業を選ぶ」

出来上がった大企業より中堅企業、発展途上企業のほうが大きく儲かるという人もいますが、それはグロース株投資の考え方です。

ベンジャミン・グレアム氏は「2流企業に手を出してはならない」とも言っています。その業界のトップ、あるいはランキング上位に入っている会社以外は投資対象から外すべきです。



最低20年以上の長期配当実績

グレアム氏「最低20年以上の長期配当実績のある会社を選ぶ」

バリュー株投資とは安定した実績を持つ割安株に投資し、配当をもらいながら長期保有することです。

配当が大事なので、配当実績を重視するのは当然です。過去20年間の配当の有無、増配、減配、一時的な配当中止なども調べましょう。もちろん過去20年間で一度も無配も減配もなく、むしろ増配している会社が適当です。

過去7年間の利益と株価のバランス

グレアム氏「その企業の過去7年間の利益を見て、株価が適切かどうかを見極める」

グレアム氏は、具体的には過去7年間の平均税引き後利益の25倍以上の株価なら買ってはならない、かつ、直近税引き後利益の20倍以上の株価なら買ってはならないと言っています。つまり少なくともPER20を越える株価では買わないということです。ここがベンジャミン・グレアム氏がバリュー投資家と言われる所以です。



成長株(グロース株)は買ってはならない

グレアム氏「成長株(グロース株)は買ってはならない」

グレアム氏は言っています。「IBMもTI(テキサス・インスツルメンツ)も過去に株価を急激に上げ、そして急激に下げた。配当もあまり出していない。成長株には大きなリスクがある」

私もグロース株には手を出さない

この考えには私も同調します。私はかつて国内大手コンピュータメーカーのSEでした。この分野には次々と多くの企業が参入し、多くの企業が敗退しました。今ではもうすでに存続していない会社もあります。当時と今とではコンピュータ業界の世界的勢力図はまったく異なります。

私がアップルやグーグル、アマゾンなどに早くから目をつけていながら投資しない所以です。

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「賢明なる投資家」はあなたのバイブルになる

今日は私が学んだベンジャミン・グレアム氏の教えの中から、バリュー株投資の基本と真髄の一部を抜き出してご紹介しました。

さらに勉強したい人はご自分で「賢明なる投資家」をお買いください。きっとあなたにとっても生涯のバイブルになると思います。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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