かぶとたいぞうです。
昨日も札幌の天気は良く、夕方から自宅の裏庭にあるテラスで夕陽を見ながら日本酒を飲んでいました。
ある程度酔いがまわり、ふと見上げると空がなんとも美しい。
6月の札幌、絶景の夕空
絶景とはこのことかなと、しばらく見とれました。
なんのことはない、ただの薄暮の西の空なのですが、色の組み合わせが絶妙なのです。
素晴しい色の組み合わせ
首を思いっきり上げて天空を見上げれば、ほとんど黒に近い群青色。
ゆっくりと首を下げてゆき、天空と地平線の間を見れば、上のほうは青からやがて澄んだ水色に変わってゆきます。
その間にはぽっかり浮かんだ雲がところどころに配置され、不思議な模様を作っているのです。
そして下のほうは、しだいに溶け込むように地平線近くまでオレンジ色に変わってゆくのです。
オレンジ色と言うより、だいだい色です。
澄んだ青とだいだい色が境界のないグラデーションを作る
澄んだ青とだいだい色が境界のないグラデーションを作っています。青から水色へ、そして薄い水色へ、さらに白のような薄いだいだい色を経て濃いだいだい色へとしだいに変わってゆくのです。
そしてそのすぐ下には、ほとんど黒に近い深緑の森のシルエット。
みごとです。
自然の美しさはどんな絵画にもまさる
自然の美しさはどんな絵画にも、どんな写真にも、どんなデザインにも、またどんな芸術作品にもまさります。
古今東西、優れた芸術家はこのような自然の美しさに感動して、作品のヒントにしたり色の組み合わせを模倣したのでしょう。
そうに決まっています。
自然の美しさを人に伝えるのは難しい
ただ、この美しさを読者の皆さんには正確に伝えられないのが残念です。
一応写真は撮ったのですが、写真で見るとそれほど美しくはないのです。特に地平線近くの澄んだ水色や白に近いだいだい色が写真には映らないのです。
そのとき実際に撮った写真
写真より人間の目のほうが自然の美しさを正しく見ることができるようです。
写真よりも文章のほうが美しさを表現できる?
読者の皆さんの中には、写真を見る前に私の文章を読んで、頭の中でご自分で描いた空の風景のほうがもっと美しかったという人もいらっしゃるはずです。
過去に見た美しい夕陽の記憶がよみがえったのだと思います。
写真よりも人間の目のほうが美しい自然をしっかりと見ることができて、それを心の中にいつまでも焼き付けておくことができるのです。
人間の目はすごい
人間の目はすごいのです。自然の美しさを感動するレベルにまで捉えるのです。
特にお酒が入っているときは感度が上がるようです。
ちなみに昨日私の目に写った夕空を無理して描いたのがこれです。
いや、こんなもんじゃなかった
いや、こんなんじゃありません。もっと、もっと、恐ろしいぐらい美しく、思わず息を飲んだのです。
こんなのどかな夕空ではありませんでした。
しばし見とれて感動したのですから。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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