かぶとたいぞうです。
もし、いま自分が住んでいる持ち家とかマンションの地価や売値の相場が下がったらどう思いますか。
売ろうと思っていた矢先なら残念に思うでしょう。でも一生住み続けるつもりなら、下がっても気にならないと思います。
自分が所有する住居の値段が上がっても下がっても、売らないなら損も得もない
もちろん自分が所有する住居の値段が上がれば気分はいいでしょう。得したような気にもなります。逆に下がれば損したような気になります。
でも家を売るつもりがないなら損も得もないのです。
株も同じです。
株も売らないなら損も得もない
基本的に株式の長期投資は配当狙いです。配当さえ順調に出ているのなら、株価が上がっても下がってもまったく関係ありません。売るつもりがないのですから損も得もないのです。
自分の所有する株式の時価総額が上がれば気分はいいでしょう。得したような気分になります。逆に下がれば損したような気分になります。
売らないかぎり評価損益は実現しない
でもそれはあくまでも「ような気分」であって実際には損も得もないのです。評価損益は売って初めて実現するものであって、売らなければ一生実現しません。
だから真の長期投資家は株の上がり下がりに一喜一憂することはありません。自分の持ち株がたとえ半値になろうと落ち込むことは無いのです。
長期投資家はその会社のオーナー
長期投資家は自分が株を保有する会社を「自分の会社」だと思っています。自分はその会社のオーナーだと思っているのです。
株が上がったからといって、あるいは下がったからといって、オーナーが自分の会社を手放すわけがありません。
株価を決めるのは世間相場
株価を決めるのは相場です。世間の人気です。他人の勝手な評価で株が上がろうと下がろうとオーナーの知ったこっちゃありません。
よく長期投資には忍耐が必要だと言われます。
私は忍耐というより、「自分がオーナーである」という自覚が必要だと思うのです。まぁ、その自覚も含めて忍耐と言っているのかもしれませんが。
株は常に上がったり下がったりする
株は上がったり下がったりします。市場で取引されているので相場価格なのです。
下ってもまた時期が来たら上がります。だから自分が適正な価格で買ったと思うならその後下っても気にしないことです。いつかまた上がります。
業績が悪くなって利益が落ち込み配当が減ったら要注意です。しかしそうでないなら株価が下がってもまったく気にすることはありません。
株はなるべく安い時に買いたいが
株はできれば安いときに買いたいものです。値が下がってから買いたいとは誰もが願うことです。
しかしいつ値が下がるか誰にも分かりません。
株を買おうと思うと誰でも、「今が一番の高値で、自分が買ったあと一気に株価が下がったらどうしよう」と不安になります。
しかしそのいっぽうで、「そんなことを心配しているうちにズルズルと株が上がっていき、いつまでも買えなかったらどうしよう」とも思うのです。
どこかで踏ん切りをつけて買うしかない
どこかで踏ん切りをつけて買うしかありません。そして買ったあともし株価が下がっても、売らなければ実は損をしないことを思い出してください。自分はその会社のオーナーになったのだと思い直してください。
自分が買った株がもし値下がりしても、売らなければ実は全く損はしないのです。
タイミングよく買えたとしても、長い目で見ればそれほど変わらない
ちなみに私はこの3年間ぐらい、慎重にタイミングを測って安い時に株を買いました。今年の3月のコロナショックの時もけっこう買えました。3年間かけておそらくかなり割安に買えたほうだと思います。
しかし配当も含めて厳密に計算すると、3年前に何も考えずに今の持ち株すべてをいっぺんに買ったとしても、それほどのちがいはなかったと思います。早く買えば早く買うほど配当がたくさん入ってくるからです。
株式相場が今後どうなるかなんて誰にも分からない
この3年間は結果的に株が上がったからそう言えるのであって、もしもっと大きな暴落があれば結果は変わります。
でも今後株式相場がどうなるかなんて誰にも分からないのです。だからどうすればいいかも誰にも分かりません。
はっきり分かっていることは
はっきり分かっていることは、株はどんなに下がっても売りさえしなければ損はしないということ。下がった株はいつかはまた上がるということ。どこかで踏ん切りをつけなければ株は一生買えないということ。
だと思います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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