かぶとたいぞうです。
米国株が絶好調です。NYダウは昨夜も史上最高値をつけました。そんな中、バブル崩壊を懸念する人たちも出てきているようです。
先日このブログの常連読者の方から質問メールを頂きました。他の読者の皆さんにも参考にして頂きたいので質問メールと私の回答を開示させていただきます。
以下読者からのメール(原文のまま)
(途中省略)
疑問に思いましたので、教えていただきたく思い、メールしました。
先生、暴落は、いずれ来ると思いますが、配当のために、株を長期保有してる場合は、暴落が始まった時にも、売り抜けることはしないで、ホールドすべきなんでしょうか?
例えばアッヴィが下がるとしたら
例えば、アッブィを先生は、所有しておられますので、アッブィの株が、今後130〜150まで、上がって、突然、リーマンショックのような下げが来るかもしれない空気が出てきた時も、保有されるのでしょうか?それとも、また安く買えるまで、現金にするのでしょうか?
一生ホールドは、私もそのつもりですが、先生が以前書いておられました、リーマンショックの暴落は、かなり長かった書き込みを見ましたので、気になりました。また、先生の見解をいただけたら、嬉しく思います。
(以下省略)
以下私から読者への回答
かぶとたいぞうです。
メールありがとうございます。
沖縄の生活は快適です。おかげさまで楽しませていただいております。
さて、暴落時に持株を保有し続けるかというご質問ですが、答えはもちろん保有し続けます。
長期投資では、下がっても株は持ち続ける
長期投資にとって株価の上がり下がりは重要ではありません。重要なのは配当です。
もし配当が出なくなったら、たとえ株価が上がっていてもすべて売って手仕舞いします。いっぽう配当が出ているのであれば、例え株価が半値になろうと関係ありません。保持し続けます。むしろ買い足します。
暴落前のキャッシュポジションは夢想でしかない
暴落の予感や雰囲気のある時に、いちどすべて売って現金を作り、下がってから買えば持ち株が多くなるというのは理屈としては正しいのですが、現実的ではありません。
今から3年くらい前に、ジム・ロジャースが「米国株は今年中に必ず暴落する」と言い、それを信じた人たちが、手持ちの株をすべて売りました。彼らは未だに売った株を買い戻すことができずに苦労しています。
暴落は来た後に判ります。来る前や来ている最中には誰にも判りません。
(以下省略)
メール引用以上
+++
私は日本たばこ産業を今も持ち続けている
メールの回答に書いたことが全てです。株の暴落は予想できないのです。
実際に私は今も日本たばこ産業の株を持ち続けています。
1株平均3,300円くらいで買いました。今は2,000円くらいまで下がっていますが、私はまったく動じません。買ったときも今も同じ配当が出ているからです。
厳密に言うと買った時は1株3,300円に対して150円の年間配当でした。配当率は4.5%でした。今は年間配当金が154円に上がったので配当率は4.66%です。悲しむ必要など何もないのです。
長期投資は配当に満足しているなら売る必要はない
確かに今買うと配当率はもっと良くなります。でも、私は当時4.5%の配当率に納得して日本たばこ産業を買ったのです。日本たばこが配当を出し続ける限り私は持っているつもりです。
今の米国株相場を見て買うか売るかを迷っている人の参考になればさいわいです。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【円安】トランプ米新大統領率いる共和党が上下両院も支配しドル高が加速。1時156円台に -
【米国株・ドル】トランプ大統領の再選・復活で米国株、ドル/円ともに上がる -
【ジリジリと円安152円】やっぱり思った通り円はまた下がってきたじゃないか -
【米国株、NISA】旧NISAで今年が期限のギリアドとPMをさっそく売りに出した -
【新旧NISA】旧NISA期限切れの落とし穴。売らずに放置すると損をすることもある
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報