かぶとたいぞうです。
北海道や大阪では新型コロナ感染者が増え過ぎ、自衛隊の看護師を要請するなどパニックになっているようです。逼迫した全国の医療現場からは医療関係者の悲痛な叫びが伝えられています。
それらを伝えるネットニュースのコメント書き込み欄には、政府の無策ぶりを激しくコキおろすコメントやGOTO批判などが連日盛んに展開されています。
コロナ禍の逼迫をしり目に連日高騰する米国株
いっぽう、米国株式市場を見ると、まるでコロナがもう収束したかのような値動きを見せています。
米国では新型コロナの死者数は30万人に迫り、新規感染者数はさらに勢いを増しています。死者数2千人程度の日本の100倍以上の惨状なのです。それなのに米国株式市場は連日株価を伸ばしているのです。
コロナに弱いはずの銘柄が上がってきた
ついこの間まではコロナに強い業種の株が上がっていました。ネットショッピングとかネットサービスとかです。
ところが今はコロナに弱いはずの銘柄が盛んに株価を伸ばしているのです。
私が売ったボーイングとラスベガス・サンズのその後の株価
私は先日、ボーイングとラスベガス・サンズの株をすべて売りました。コロナに弱いからではありません。配当を出さなくなったからです。
老後の生活費を作るために長期投資している私には無配当の株は無用なのです。
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売ったあとの値動きを見るのは「死んだ子の歳を数える」ようなものですが、世の中の動きを観察したかったので、この2つの銘柄はチェックリストから外さずにいたのです。
ボーイングもラスベガス・サンズも上がってきています。
ボーイングの株価が上がってきている
私が売ったあともボーイングの株価は相当上がっています。
ご存知のようにボーイングは旅客機を作る会社です。今後旅行が増えないと飛行機は売れないのです。
いまボーイングの株を買っている人たちは、新型コロナが収束してまた以前のように人々が世界中を旅行すると思っているのです。
株価は半年後の世界を占う?
株価は半年後を見ていると言われますから、来年の6月には観光が正常化するという見込みなのでしょう。
もちろん今後のことは誰にも分かりません。いまボーイングを買っている人は見込み違いで泣くことになるかもしれません。
しかし、これだけボーイングを買っている人がいるということは、コロナが収束すると思っている人が多いと言うことなのです。
3密商売のラスベガス・サンズも上がっている
ラスベガス・サンズも同じです。私が売ったあとも株価はそこそこ上がっています。
ラスベガス・サンズのメイン事業はホテルとカジノです。カジノはテーブルゲームなど人が集まったりディーラーと相対して行うものが人気です。
その3密商売の株が徐々に回復しているのです。やっぱりコロナの収束を見込んでいる人たちが盛んに買っているのです。
コロナに弱いはずの株が上がっている理由
他にもコロナに弱いはずの業界、業種の銘柄が続々と株価を上げています。コロナ禍で下がったものが回復しているのです。
毎日毎日おおぜいのコロナ死者が出ている米国市場で、どうしてコロナに弱いはずの銘柄が連日上がっているのか、どうして投資家たちはコロナの収束を見込んでいるのか。
理由は明らかです。ファイザーとモデルナの新型コロナワクチンがうまくいったからです。
ファイザーとモデルナの新型コロナワクチンが世界を変える
きっと両ワクチンともそこそこ効くことが分かってきたのでしょう。ワクチンを打った人から順番に海外旅行にもホテルにもカジノにも行くようになるのでしょう。
世界にワクチンが普及すると映画館も開き、コンサートもイベントもコロナ前のように開催されるのでしょう。
少なくともそう思っている投資家がたくさんいるのだと思います。だからコロナに弱いはずの銘柄がここまで上がってきているのです。
世の中は今後どうなるか誰にも分からない
繰り返しますが、世の中は今後どうなるか誰にも分かりません。今の株価の値動きは、一部の楽天的な投資家が先走っているだけかもしれません。
だけど、もし今の米国株の値動きが半年後の世界を正しく占っているとしたらどうか。
いま極端な悲観論で大騒ぎしている連中は、あとになって苦笑いをすることになるかもしれません。
世の中は先が分からないので、あまり悲観的になったり、批判的になったり、パニックを誘発するようなことは言わないほうがいいです。
面白すぎるyahooニュースのコメント
昨日もyahooニュースのコロナ死者報道のコメント欄に
「もうだめだ、すべておしまいだ」
というコメントを見つけて思わず吹き出してしまいました。もちろんウケを狙って書いたのでしょう。ウィットに富んだジョークです。5分ぐらい笑わせてもらいました。
笑ってコロナを吹き飛ばす狙いなのかもしれません。書いた人は頭のいい人だと思います。
極端な悲観は免疫力を下げる
コロナはもちろん気をつけるに越したことはありませんが、極端な悲観やストレスは免疫力を下げるので、そちらも気をつける必要があると思います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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