かぶとたいぞうです。
私は鯨の刺身が大好きです。
祝!IWCの脱退と捕鯨再開
日本が今年(2019年)の6月にIWC(国際捕鯨委員会)から脱退したおかげで、一定の自主規制のもとクジラが獲れるようになりました。
そして我が家の食卓にも待望のミンククジラの刺身が並んだのです。
ミンククジラは特に美味しいです。日本酒に合います。
ドンキホーテで安売りをしていたので大量に買いました。冷凍庫で保存すれば長持ちすると思ったのです。
捕鯨は日本の伝統
捕鯨は日本古来の伝統です。縄文時代からクジラを獲っていたという記録があります。私たち日本人は太古の昔からクジラを獲って大事に余すところ無く食べ、クジラに感謝し信仰の対象にもしてきました。
日本人がクジラを食べるのは当たり前です。外国人にとやかく言われる筋合いはありません。
クジラを獲ると食物連鎖のバランスが崩れるようなことを言う人がいますが、それはまったくの嘘です。むしろ一定量のクジラを獲ったほうが自然のバランスが保たれます。
クジラは知能が高く高等動物なので殺すのがかわいそうだという人もいますが、それも一方的な言いぐさです。
昔は米国が一番クジラを獲っていた
だいたい以前は米国人がいちばんクジラを獲っていたのです。それも食べる為にではなく燃料としてクジラの脂が必要だったからです。
米国、オーストラリア、ノルウェイなどが特に大量にクジラを獲りました。次々と大型のクジラを獲っては燃料になる脂だけを抜き取って捨てたのです。クジラの死体はそこいらじゅうに廃られ、米国船の行くところ行くところ累々とクジラの死骸が積みあがったと言われます。そのために絶滅の危機に瀕した鯨種もあったのです。
ところがその後石油が採られるようになり、鯨油が不採算になったため諸外国の捕鯨は廃れたのです。なにもクジラがかわいそうだからやめたのではありません。
新田次郎の「アラスカ物語」
鯨を食べると新田次郎の「アラスカ物語」を思い出します。かなり以前に読んだのでストーリーの詳細は忘れてしまいましたが大筋は今でも覚えています。
アラスカに住むエスキモーの物語です。いまはエスキモーではなくイヌイットと呼ばれるようになりましたが、同じです(細かくは違うのですが同じだと思ってもいいです)。
エスキモーは日本人と同じモンゴロイドで、遺伝子的には特に我々日本人に近いとされています。ウィキペディアの「イヌイット」に載っている写真を参考に載せておきます。
出展:ウィキペディア(エスキモーとイヌイットの細かい違いも記載されています)
日本人とまったく同じ顔です。私の家の近所に住んでいる北海道の人だと言えば誰でも信じるでしょう。
「アラスカ物語」の鯨とエスキモー
「アラスカ物語」に出てくるエスキモーの人たちは昔から鯨を獲って食べていました。クジラが獲れると村中の人が浜に出て大喜びで鯨を解体し、余すところ無く大事に食べるのです。
特に冬は食料が不足するのでクジラは大切な栄養源でした。クジラの肉を氷の中に保存して食べたりもしました。
ところがある日突然、米国やカナダ政府から「クジラを獲るのは野蛮だ」という理由で捕鯨を禁止されます。
エスキモーの人たちはしかたなくクジラ以外のものを食べますが、次々と病気になってしまいます。
実は鯨肉には海洋プランクトンを源泉とする豊富なビタミンとミネラルが含まれており、これがエスキモーの人たちの栄養源になっていたのです。エスキモーが住む土地は冬の間は雪に覆われ、野菜や果物が取れません。ビタミンやミネラルの不足を補っていたのが鯨肉だったのです。
しかし、米国政府やカナダ政府はそんなことはお構いなしです。とにかく「野蛮だから捕鯨はやめろ」の一点張り。それでエスキモーの人たちはどんどん衰弱していくのでした。
つづきは小説を読んでください。
鯨肉はビタミンとミネラルの宝庫
そうです。エスキモーの人たちに豊富なビタミンとミネラルを提供し、活力の源になっていたのは鯨肉だったのです。
クジラは北極海から大洋、南極海まできれいな海を自由に泳ぎまわります。海中の豊富なプランクトンまたは小魚を食べ、海の豊富なビタミン(植物性プランクトン由来)とミネラル(マグネシウムやカルシウム、希少ミネラルも)を体いっぱいに吸収します。
鯨肉はビタミンとミネラルの宝庫なのです。ヘタなサプリメントよりずっと体にいいです。自然由来ですから。海洋由来ですから。
しかも肉がまた美味い。海を泳ぎ続けた筋肉質の赤肉は、ブクブク太らされた家畜の肉とはまったく違います。臭みもまったく無いし、クセもありません。美味しいし体に良いに決まっています。鯨を食べないなんて選択肢はありえません。
外国からの圧力に屈せず、日本人はもっと遠慮なく鯨を食べましょう。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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