社会批判しても何の解決にもならない、自分の努力が足りないのを世の中のせいにしてはならない

かぶとたいぞうです。

今の世の中、たしかにいろいろな問題を抱えています。いきおい、政府を批判したくなる気持ちもわかります。私も消費税増税などについて政府を批判するような記事を書いています。

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また、私は、すべてを「自己責任」とする現代社会の風潮にも疑問を持っています。なんでもかんでも「自己責任」として、根本的な問題を解決しようとしない「無責任」さが世の中に横行しているようにも見えます。

本人がどんなに努力しても、なかなか思うようにならない社会的な構造もあるのです。



就職氷河期は「自己責任」ではない

たとえば就職氷河期に正社員になれなかった多くの若者がそうです。

その世代の人たちの中には、就職できないまま非正規や派遣の仕事ばかりを繰り返し、一度も正式な社員教育などを受けていない人が多いのです。

その結果、スキルが低く、高度な仕事に就けず、負のスパイラルに入ってしまいます。そして、いつまでたっても不安定だったり低所得の状態が続いている例が多いのです。彼らは今やけっこうな年齢なので雇ってくれる企業はあまりありません。

彼らに実力が無かったからでも努力が足りなかったからでもありません。世の中が悪かったからなのです。ひいてはそのような社会にした政治が悪いのです。政治家が悪いのです。

政治を批判すれば何とかなるのか

しかし、自分が政治家に立候補して世の中を変えない限り、ただ政府や政治を批判しても何の解決にもなりません。

特に、酒を飲んで家族や周りの人に一生懸命に国家や政治家を批判しても何の役にも立ちません。ただ周りの人をうんざりさせるだけです。

それも、よく勉強して持論を展開するならまだしも、テレビで誰かが言っていたことを真似して言っているだけなら単なる愚痴です。新聞、週刊誌に書いてあったことを人に言っても誰もほめてはくれません。

テレビや新聞、週刊誌は、政府や世の中を批判すると視聴率が上がったり新聞や雑誌が売れるからそうしているのです。

私たちのようにブログできちんと持論展開をして多くの人に読んでもらえば少しは世の中に影響があるかも知れません。ブログは誰が読んでいるかわかりません。政治家も読んでいるかもしれません。

しかし多くの人は、ただ回りの人に愚痴を言っているだけです。家族や知人に政府批判をしても何にもなりません。自分がうまくいっていないのを世の中や政府のせいにしていると思われているだけです。惨めです。



けっきょく自分で解決するしかない

いま、自分がうまくいっていないのなら、自分で何らかの解決をしなければなりません。世の中を批判している場合ではないのです。

就職氷河期に世の中に出て正社員になれなかった人であっても、自分の力でどうにか生活しなければなりません。親もそのうち面倒をみてくれなくなります。むしろ親の面倒をみなければならなくなるのです。

どうすればいいか。

必死に努力するしかない

自分でよく考えて必死に努力するしか方法はありません。勉強するしかありません。何でもいいからやって食っていかなければならないのです。

世の中や政治をいくら批判しても、誰も同調してくれないし、誰も助けてはくれません。友達がどんどん離れていくだけです。

先日、たまたまそういう批判的なタイプの人に会ったのです。親に頼って仕事もせずに文句ばかり言うタイプの人でした。

暇だからテレビばっかり見ているようで、いろいろなことに詳しいのです。政治家や組織トップによる汚職事件、腐敗問題の話が好きなようです。そんな人たちが政治をやったり、社会のトップにいるから世の中が悪くなるのだ、と言うのです。

自分がうまくいっていないのは世の中のせいだ、と言いたげでした。世の中がこんなんだからまじめに働く気がしない、とも言いたげでした。



社会批判を聞いてもうんざりするだけ

そして、自分だけが世の中をよく知っているかのように得意満面に語るのです。

聞いていてうんざりしましたが、「立候補して政治家になったらいかがですか」と言ってあげました。

彼には友達がいないようでした。だから立候補しても誰も支援してくれません。

友達がいないから、たまに私のように話を聞いてくれる人がいたら一生懸命にしゃべりまくるのでしょう。

でも、もうその人と会うことはないと思います。会うと疲れます。

「人のふり見て我がふりなおせ」とも言います。私も人からそう思われないよう気をつけます。歳をとると、「うるさいジジイ」になる人がいますから。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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