かぶとたいぞうです。
今朝のネットニュースは
「コロナ感染が世界で1500万人超、再び過去最悪ペースで増加」
その隣には
「NYダウ、1か月半ぶり2万7千ドル回復」
と、一見不釣り合いな2つの大見出しが並んでいます。
世界で拡大する新型コロナ
先ずは、コロナ拡大のニュース。
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が22日、世界全体で1500万人を超えたらしいです。
4日で100万人増と再び過去最悪のペースで増加中で、死者は61万人を超えたようです。
新型コロナ感染者数、米国、ブラジル、インドの順
国別の感染者数では米国が400万人でトップ、ブラジルが約220万人で2位、インドが約120万人で3位らしいです。
続いてロシア、南アフリカ、ペルー、メキシコ、チリの順だそうです。【共同通信】
米国株が上昇、ダウが再び2万7000ドル突破
次に米国株価上昇のニュースです。
22日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から165ドル44セント値を上げ、2万7005ドル84セントで取引を終えました。
また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も25.76ポイント上げて、10706.13で取引を終えています。
ファイザーのワクチンに期待
この日はアメリカの製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、最大6億回分を供給する契約をアメリカ政府と結んだと発表し、経済の正常化への期待が高まりました。【日テレニュース】
米国株値上がりの背景には、他に追加の景気対策や失業対策の延長などもあるようです。
しかし、コロナが爆発的に拡大しているのに、米国株が上昇しているのは実に奇妙です。特に米国が世界で一番感染者が増えているのにもかかわらずです。
ファイザーのワクチンだって今後どうなるか、まだ分かりません。ほんとうにそんなニュースだけで米国株が上がったのでしょうか。
米国株の上昇は金融緩和による過剰流動性が真の原因か
本当の原因は財政出動による流動性の大幅増加(金融緩和)で、行き場のないマネーが株に流れているだけだと言う人もいます。しかしマネーが不動産や商品ではなく、株を選考しているのにはそれなりの理由があるはずです。
私はこう考えています。
コロナが猛威を奮っても人がいる限り需要のある分野はある
コロナがいくら猛威を奮っても、食品や日用品、薬や医療器具などのメーカーはこの世に人がいる限り需要は衰えません。衰えないどころかむしろ需要は増えています。
また、アマゾンに代表される宅配サービスや非接触サービス、ネット娯楽やネット教育、ネットサービスの分野も伸びています。
それらのサービスや事業を支えるソフトウェア開発、通信インフラなどの事業も需要はいくらでもあります。
需要のある産業分野でトップを走る企業の株が買われている
そういう産業分野でトップを走る多国籍企業の株が買われているのです。それが米国株式市場全体の相場を押し上げているのだと思うのです。
世界はいま、ものすごい勢いで変わろうとしています。非接触、リモート、電子決済、などのキーワードが指し示す方向です。言わばコロナシフトです。
世界は今、コロナシフト
それらの方向にシフトできない人や企業や政府はどんどん潰れていくかもしれません。
しかし、その方向にどんどん進んでいける人や企業や政府にはいくらでも需要があり、生き延びる道があるように思うのです。チャンスですらあります。
その方向にマッチした米国株が選考されて上がっているのです。だからコロナ拡大と米国株の上昇が同時に起こることは、なにも不思議なことではないと思っております。
コロナシフトにチャンスあり
私もほとんどすべての活動が既にコロナシフトです。ネットでの株取引、ネット上でブログの投稿、ネット通販の利用、友人とのコミュニケーションもネット経由です。
コロナ下でも道は拓けます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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