【米国株四半期決算】ペプシコは売上順調、コカコーラは大きな落ち込み、何が明暗を分けたか

かぶとたいぞうです。

米国NO1の清涼飲料水メーカー、コカコーラの第2四半期(4-6月)決算が出ました。



コカコーラの2020年第2四半期決算は悪い

売上高は予想72億6000万ドルに対し、結果71億5000万ドルで、予想を下回りました。

売上高は前年同期比28%の大きな減収でした。同営業利益は34%の減益でした。厳しい結果です。

ペプシコの2020年第2四半期決算は良かった

いっぽう、少し前に発表されたペプシコの第2四半期(4-6月)決算は、コロナの影響を受けつつも売上高、利益、共に市場予想を上回り、健闘しました。

売上高はコロナの影響で落ち込んだものの、前年同期比で3%の減収にとどまりました。営業利益も前年同期比14%の減益で収まりました。



ペプシコとコカコーラの四半期決算比較

ペプシコ    コカコーラ

減収3%     減収28%

減益14%            減益34%

コカコーラの売上が激減した理由

コカコーラが売上高を大きく下げた原因は新型コロナウイルスの影響で、バー、レストラン、映画館、スポーツスタジアムなど、外食や集客施設での販売数量が激減したためです。



ペプシコの売上がそれ程下がらなかった理由

いっぽうペプシコは同じ理由で飲料の売上が下がったものの、外出自粛などの影響でスナック菓子の買いだめが貢献して売上減をカバーしました。

コカコーラは売上の大半が飲料なのに対して、ペプシコの売上に占める飲料の割合は実は半分以下なのです。ペプシコの主力は飲料よりも「フリトレー」などのスナック菓子なのです。

コカコーラの流通網はコロナの影響を受けやすかった

コカコーラは外食や施設などで圧倒的なシェアを持っています。だからこそ、コロナの影響をモロに受けたわけです。外食などはコロナの影響を受けやすい販売網です。スーパーやコンビニで売っているコカコーラ社の飲料はそこそこ売れたと思いますが、外食などの落ち込みをカバーしきれなかったようです。



ペプシコの商品構成はコロナに強かった

ペプシコも飲料に関しては同じように外食や施設での需要減の影響を受けました。しかしスーパーやコンビニで普通に売っているスナック菓子がよく売れたことで売上の減少をある程度食い止めることができたわけです。食品はコロナに強い分野です。

ペプシコもコカコーラも、米国を代表する優良企業

ペプシコとコカコーラは、米国を代表する優良企業で、よく並び称されます。どちらも投資先として人気のある多国籍企業です。

ペプシコvsコカコーラ:kabutotai.net

コカコーラへの長期投資をすすめる人も結構いますが、私は以前からずっとペプシコのほうに長期投資しています。

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私がコカコーラではなく、ペプシコに投資している理由

理由は、少しずつ世の中がコーラ離れしている今の時代に、コカコーラはあまりにもコーラの売上に頼りすぎている感じがしたからです。

ペプシコに関しては、私はペプシコーラをめったに飲みませんが、フリトレーのスナック菓子は日本でもタイでも世界中のあらゆる国で買って食べます。

どこの国でもペプシコのスナック菓子は人気があってよく売れています。だからペプシコのほうが安心だと思ったのです。

ペプシコはもっと買い足したいが

今回の四半期決算を見て、自分の選択眼にいっそう自信を深めました。そしてさらにペプシコを買い足そうと狙っているのですが、みんなも同じことを考えているようです。株価は高止まりで、なかなか下がりません。

根気よくチャンスを待ちます。

ごきげんよう。



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著者かぶとたいぞう拝。


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