かぶとたいぞうです。
私の母は、私がまだ物心がつく前から「お前が大きくなったらハワイに連れていくと約束してくれ」「お母さんが歳をとったら面倒を見ると約束してくれ」と繰り返し繰り返し私に言って聞かせていたようです。
だから小学生くらいになった頃には「分かったから。ハワイでしょ。忘れてないから」「分かっている。面倒はちゃんと見るから」と答えていたのを覚えています。
子供の頃の約束は強迫観念
子供の頃にそんなことを約束されても、よく分からないから承知するより他無く、無理矢理約束させられた感じでした。でも、約束したからには守らなければなりません。強迫観念です。
私が30歳になった時に、母と家族全員を連れてハワイに行きました。それ以降も母を連れて海外旅行に5回行きました。最後に連れていったラスベガスで、母が「海外はもうしんどい」と言ったので、それ以降は近くの温泉など国内旅行にしました。
生活費の面倒
そして母が年老いて仕事を止めてからは、母に毎月送金するようになりました。私は現役の頃、けっこう稼いでいたので負担には思いませんでした。
ところが母はなかなか死なず、私が仕事を止めて引退した後も生き続けました。私自身が老後の心配をしているのに、母の面倒も見なければならず、正直言って辛かったです。今はもう母も他界し肩の荷は降りましたが。
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私は子供たちにそんな約束はさせない
私は自分の子供たちには、そんな約束はさせていません。自分がされて嫌だったことは、自分の子供にはしません。
家業を継がせたわけでも無し、大きな家督を残したわけでも無し。子供たちは自分の力で生きているのです。子供たちの人生は子供たちのものです。
子供たちだって、やっとギリギリ生きているのです。なのに親の面倒まで見てもらいたいなど願ってはならないと思っています。
「歳を取ったら面倒を見てくれ」と言うべき相手は
「歳を取ったら面倒を見てくれ」と言うべき相手は米国株であって、子供たちではないと思っています。
私は55歳になった頃から真剣に老後を考え、米国株長期投資に関して勉強し、投資先を慎重に選び、株を買い始めました。
それらの株が順調に育ち、今では毎月そこそこの配当を頂いております。少ない年金と合わせると充分生活ができる金額です。
米国株に一生面倒を見てもらう
株を売る気はないので、今後一生配当を得られます。一生面倒を見てもらえるのです。お金があればたいていのサービスが受けられます。介護サービスも受けられます。かえってお金を払って他人の世話になる方が気楽です。
子供に頼ったり、若い女性と再婚してただで介護してもらおうなどとズルい考えをおこすからトラブルや人情沙汰になるのです。
正々堂々と報酬を支払って介護サービスを受ければ良いのです。
そのために必要なお金を仕送りしてくれるのは米国の優良企業たちです。子供たちではありません。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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