【資本主義の本当の意味】資本主義の世界で経済的に豊かになるための心得と方法

かぶとたいぞうです。

人生における成功とは、自分が思った通りの人生を歩むことです。だからどんな形であれ、本人が思った通りに生きているなら成功者です。他人が決めることではありません。

本人が「仕事をしないで生活保護を受けて楽に生きたい」と強く心に念じ、その通りに生活保護を受けて楽に生きているのなら、そして、その生活に本人が満足しているのなら、その人はまさしく成功者です。



資本主義の世界で経済的に豊かになる方法

私が今日取り上げる話題は人生における成功ではありません。現代の資本主義の世界で経済的に豊かになる方法です。つまり富を得てお金持ちになる方法です。

お金持ちになりたくない人には関係の無い話題です。しかし、お金があって困ることはないので、多くの人に関係するはずです。

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資本主義の反対は

ところで、資本主義の反対は何でしょう。社会主義や共産主義でしょうか。

私は中世の封建的領地(土地)主義に代わる制度として現代の資本主義をとらえています。

中世の封建的領地(土地)主義とは、王侯貴族や荘園領主などが土地を囲い込み、独占所有して労働者を働かせ、独占的に富を得るという方法でした。労働者は「農奴」として死ぬまでこき使われました。



日本も同じ

日本でもほぼ同じで、将軍、大名や領主が土地を所有し、農民を働かせ、石(こく)だかに応じた富を独占的に得ていました。農民たちは「百姓」としてこき使われるだけで、自分達が食べていくのがやっとでした。

この時代、農奴や百姓はどんなに頑張っても貴族や大名、領主にはなれませんでした。身分制度があったからです。

領地(土地)主義の富のかたち

領地(土地)から得られるものは米や麦などの穀物です。穀物は備蓄できるので物々交換の手段になります。貨幣としても使われます。

富は次第に積み上げられ巨万の富が集中し、軍事力や政治力に変わります。米や麦で武器でも傭兵でも買うのです。穀物の備蓄は権力にもなります。



資本主義の富のかたち

現代の資本主義はどうか。

資本主義では土地ではなく資本により富を得ます。資本は投資家が出します。投資家が出した資本により会社が作られ、経営者が選ばれ、工場や原材料、販売経路などが整えられます。

良いものを作って適切な価格で売ればお金が貯まります、貯まったお金は一部投資家に配当として還元され、残りは会社の資本充実にあてられます。

儲かる会社には富が蓄積され、販路拡大、新製品の開発、他社の吸収などに使われます。そして大きくなった会社は政治にも口出しするようになります。お金でロビイストでも政治家でも買うのです。お金は権力にもなります。

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中世と現代の大きな違い

中世の封建的領地(土地)主義と現代の資本主義で大きく異なる点は1つです。身分制度の有り無しです。

現代でもインドのカースト制度のように、かたくなに身分制度を残す国はありますが、たいていの西側諸国は自由です。

つまり、投資家には身分制度がなく、誰でも投資家になれるのです。

もちろん工場や販売の現場で労働者として一生働くことも自由ですが、資本家になることだって可能なのです。



現代は誰だって投資家、資本家になれる

現代社会では、少しの知恵と、少しの勇気と、少しのお金があれば、誰だって投資家にも資本家にもなれます。生産手段側(労働者側)ではなく、生産手段の所有者側に立てるのです。

私はもし中世の封建的領地(土地)主義の時代に生まれたのなら、どうにか頑張って貴族の末席にでも加えてもらって領主になりたいです。でも生まれが農奴なら貴族になるのは絶望的に難しいでしょう。

いっぽう、現代の資本主義の時代に生まれたなら、少しずつでも良いからお金を貯めて、思いきって信用できる会社の株を買い、少しずつ株を買い足して投資家、資本家になりたいです。

だから私は米国株長期投資を行っているのです。

お金が目的ではないが、お金はあった方がいい

繰り返しますが、人生における成功とは、自分が思った通りの人生を歩むことです。だからどんな形であれ、本人が思った通りに生きているなら成功者です。他人が決めることではありません。

私にはやりたいことがあって、お金よりその事の方がよほど重要なのですが、お金は無いよりは有った方が安心です。

自分のやりたいことをやるためにも、現代の資本主義の時代では労働者よりも投資家、資本家である方が有利なので米国株長期投資をやっているのです。お金も得られるし、働かなくてもいいので自由な時間がたっぷり使えるからです。



投資家、資本家を悪くいう人もいる

世の中には、我々投資家、資本家のことを悪くいう人もいます。働かないのに利益ばかりむさぼってズルいという人がいます。投資家が大きなリスクを背負っていることを知らない人たちです。貰うばっかりで出すことをしない人たちです。そのくせ文句ばかり言う人たちです。中世の時代にも貴族や荘園領主などを悪くいう農奴は、きっとたくさんいたと思います。

私は何もせずに批判ばかりする人にはなりたくありません。リスクを背負ってチャレンジする人になりたいです。

時代の特性を知って果敢にチャレンジする

領地主義の世界に生まれたなら、がんばって貴族や武士、荘園領主になって土地から富を得ればいいし、資本主義の世界に生まれたなら、がんばって投資家になって資本から富を得ればいいと思います。

実に単純です。資本主義という言葉の意味を理解すればそうなります。

リスクを背負って会社に投資し、儲けが出たら投資額に応じた分け前をもらう。ズルくも悪くもないと思っています。当たり前だと思っています。投資家がいるからこそ、工場でも機械でも車両でも用意することができて、労働者も雇用できるのですから。



人生、人それぞれ

投資家になるのか、労働者になるのか。それは人それぞれです。

ただ、身分制度の無い現代社会では、ほんのちょっとの知恵と、ほんのちょっとの勇気と、ほんのちょっとのお金さえあれば、誰でも投資家にも資本家にもなれるのです。また、労働者として働きながらでも投資家、資本家にはなれるのです。

私なら迷わず投資家、資本家になります。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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