東北大学、「食品に含まれる共役脂肪酸が、がん細胞を死滅させるメカニズム」を発見

かぶとたいぞうです。

東北大学の大学院薬学研究科、衛生化学分野
教授の松沢厚氏と助教の平田祐介氏が、「食品に含まれる共役脂肪酸が、がん細胞を死滅させるメカニズム」を発見したと発表しました。

東北大学の2024年12月13日 11:00 | プレスリリース・研究成果のタイトルは次の通りです。



2024年 | プレスリリース・研究成果

2024年 | プレスリリース・研究成果
食品に含まれる共役脂肪酸ががん細胞を死滅させるメカニズムを発見 -食品中成分を活用した新規がん予防・治療法の開発に期待-

発表の要旨は次の通りです。

  • 食品に含まれる共役脂肪酸が、細胞死 の1つである「フェロトーシス」を引き起こすことでがん細胞を死滅させることを発見しました。

  • がん細胞に取り込まれた共役脂肪酸がミトコンドリアにおける活性酸素や過酸化脂質の産生を促進することで、フェロトーシスが引き起こされることを解明しました。
  • 今回の発見は、食品中成分である共役脂肪酸を活用した全く新しいがん予防・治療法の開発・提案に繋がる重要な研究成果です


すごい発見だ

これが事実なら、すごい発見です。

以下は私なりに調べてみた事柄と私なりの結論です。

共役脂肪酸とは乳製品や肉製品に含まれる共役リノール酸(ルーメン酸など)や、(桐、ゴーヤ、ザクロなど)一部の植物体や種子中に存在する共役リノレン酸(エレオステアリン酸など)など、食品に含まれる特殊な脂肪酸の総称です。



共役リノール酸(CLA)

共役リノール酸(CLA)を多く含む食品には、牛肉や羊肉、乳製品(バター、チーズ、牛乳など)が挙げられます。

これらは、反芻動物(牛や羊)が体内でリノール酸を変換することで生成されるためです。また、微量ながら鶏肉や卵、一部の植物油(オリーブオイルやキャノーラ油、大豆油)にも含まれています。

特に牧草飼育の牛肉や乳製品には、共役リノール酸の含有量が高い傾向があります。また、沖縄名産のゴーヤにもわずかに含まれていることが報告されています。

共役リノレン酸(γ-リノレン酸)

共役リノレン酸(γ-リノレン酸)を多く含む食品としては、ボラのからすみ、鯨肉、 鶏卵(卵黄、乾燥卵黄)、ニシン(くん製)やサバの加工品(焼き・水煮)が挙げられます。

また、植物由来では、月見草油、ボラージ油、ヘンプシードオイルなどにγ-リノレン酸が豊富に含まれています。特に月見草油はサプリメントとしても知られ、摂取しやすい形で市場に出回っています。



私なりの結論

東北大学の発表を信じるとして、自分ががんにならないようにするためには、上記食品中、比較的接種しやすい牛肉、羊肉、サバ缶詰、鶏卵、乳製品を意識して食べることにします。

特に鶏卵は日本でもタイでも手に入りやすく、共役リノール酸と共役リノレン酸の両方を含んでいるので意識して食べます。

サバ缶も保存しやすいし調理しやすいし、血液サラサラのオメガ3も多く含むので常備しておいて今まで以上に食べます。

羊肉と鯨肉は私の大好物

羊肉と鯨肉は私の大好物です。私が今までがんとは無縁だったのは、これらのお陰かもしれません。

しかし両方ともタイでは手に入りづらいです。

札幌では両方とも手に入るので、札幌にいる間は今まで通り常備しておいて常に食べます。

健康や栄養に関する学術情報や定説は頻繁に変わったり新たな発見が加わったりするので過信はできません。しかし、日本人の死因の第一位であるがん(悪性新生物)の予防や治療に、手に入りやすい食品が効くのなら、チャレンジする価値があると思います。

ごきげんよう。


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