かぶとたいぞうです。
今年のゴールデンウィークは自粛ムードで、どこにも行かず、家でじっとしている人も多いのではないかと推察します。
とはいえ、せっかくの休みなので家で何かごちそうを食べようと計画している人も多いのではないでしょうか。
最近は東京でもラム肉は手に入りやすくなりました。そこで今日はジンギスカンの美味しい食べ方のお話をしてみようと思います。
自由に楽しもうジンギスカン
ジンギスカンは自由な料理ですから、どうやって食べても美味しいです。あまり細かいことにこだわらず楽しくやってください。
ジンギスカン鍋がなくてもできます。フライパンでもホットプレートでも大丈夫です。
ラム肉と適当な野菜さえあればジンギスカンです。
ジンギスカンの野菜は何んでもOK
野菜は何でもOKです。
モヤシと玉ねぎのイメージが強いようですが、北海道の一般家庭では、ナス、カボチャ、ピーマン、シシトウ、ジャガイモ、キノコ類、インゲン、人参、長ねぎ、キャベツ、何でも一緒に焼きます。
ジンギスカンのタレは自作できる
タレは自作できます。醤油に酢、ごま油、何かの出汁のもと、コショウ、ゴマ、ガーリックパウダー、砂糖少々を入れればそれなりの味になります。りんごや野菜を擦った汁、レモンやシークワーサー、スダチなどを入れればひと味違います。唐辛子も合います。
よく「北海道の定番」と言われるベルのタレは甘すぎるので使いません。私はいつも自作のタレです。
チンギス・ハーンは羊肉を塩コショウで食べた
あっさりと塩コショウで食べる手もあります。ジンギスカンの名前の由来であるチンギス・ハーンは間違いなく塩コショウで食べたはずです。チンギス・ハーンの時代はコショウ一握りで馬が13頭も買えたそうです。
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ジンギスカンに「正しい焼きかた」など無い
焼き方にも何らルールはありません。
よく「野菜を先にひいて、肉は野菜の上で蒸し焼きにするのが正しいやり方だ」みたいなことを言う人がいますが、無視して結構です。
そのやり方は、昔、松尾ジンギスカンなど一部のジンギスカン屋さんが流行らせました。タレにしっかりと漬け込んだ肉を使うので、野菜の上で蒸し焼きにすればタレが野菜に落ちて野菜に味がつくのです。おまけにジンギスカン鍋が焦げないのであとの鍋洗いが楽なのです。
野菜の上で肉を蒸し焼きにするのは店の都合
タレに漬け込んだ肉を提供する店は、たいてい漬け込むタレの味が濃いので、普通に直接焼いたら味が濃すぎて食べられません。
味付けではない肉を使っているのに、野菜の上で蒸し焼きにする方法を勧める店もありますが、単に焦げないようにするためだと思います。焦げると煙も出るし鍋を洗うのが大変なのです。
焦がさないように見ていれば、どんな焼きかたでもOK
焼き肉全般に言えますが、肉を火の上に乗せるだけ乗せて、焼き加減を見たりひっくり返したりせずに焦がす人がいます。そんな人は焼き肉をする資格がありません。
ちゃんと焼き加減を管理できる人は直接鉄板に乗せて焼いてもいいし、網焼きでもいいのです。
ススキノの老舗ジンギスカン店「だるま」
現にススキノの老舗ジンギスカン店「だるま」では、直火があたるように溝に隙間の空いたジンギスカン鍋に肉を直接乗せて直火に近い感じでラム肉を焼かせます。蒸し焼きよりカラッと香ばしく美味しいのです。
まぁ何の決まりも無いので、好きな方法で焼いて食べてください。
ラム肉は半生でも食べられる
ラム肉はそれほどしっかり焼かなくても食べられます。「色が変われば食べる」というのが北海道の常識です。私のおすすめの焼き加減はレアです。
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残った油とタレでスープ、ラーメン、雑炊
ジンギスカンを食べ終わったら、フライパンやホットプレートなどに残ったラム肉の油や野菜に付けダレの残りも足してお湯を入れ、上がりのスープ、あるいはラーメン、雑炊にするのも結構です。ラム肉の油は美味しいので残すのはもったいないです。
日本でも人気となった羊肉
昔は羊の肉が臭いとか言ってジンギスカンを嫌う人もいましたが、今は減りました。
英米などでは羊の肉は昔から最高のご馳走とされ、ホワイトハウスでも国賓級のゲストには必ず晩餐会で羊肉を出すと言われています。
そんな世界常識が日本でも広まるようになったからか、最近は羊は高価な肉になってしまいました。
今となっては少し贅沢な料理、ジンギスカン
昔は北海道の庶民の味だったジンギスカンも今となっては少し贅沢な料理かもしれません。
でも、せっかくのゴールデンウィーク。たまにはジンギスカンでもつついて一家団欒もいいのではないでしょうか。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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