田中邦衛氏の追悼で「北の国から」をもう一回最初から見た

かぶとたいぞうです。

亡くなった田中邦衛氏の追悼の意味も兼ねて、倉本聰氏のドラマ「北の国から」をもう一度最初から見てみました。

黒板五郎:kabutotai.net

今回見たのは、オリジナルのテレビ放映部分、全24回。ビデオレンタル屋から借りてきたものです。すべて見るのに2週間ぐらいかかりました。

「北の国から」を通しで見るのはこれが3回目です。



「北の国から」の最初のテレビ放送は1981年

テレビで放映された1981年、私はまだ大学生でした。

大学生の頃の私はアルバイトが忙しく、残念ながら「北の国から」をリアルタイムで見たことは一度もありませんでした。

でも大学の同級生とか、隣近所の人たちは、私が北海道の出身だと聞くと必ず「北の国から」の話をするのでドラマの存在は知っていました。

富良野塾の塾生だった同級生が紹介してくれた岩城滉一氏

ちなみに私の中学の同級生が倉本聰の富良野塾の塾生でした。そして、その縁で当時六本木に岩城滉一氏が出していた「ホットコロッケ」という飲み屋で同級生が働いていたので、私も飲みに行ったことがあります。

その時、偶然岩城滉一氏が店にいて、同級生が紹介してくれました。少し一緒にテーブル席で飲んだのですが、岩城滉一氏の腰の低さ、格好をつけない気さくさ、ほがらかで身構えのない庶民性に驚き、自分もこういう男になりたいと思ったものです。



追加ドラマの収録で富良野に戻る予定の岩城滉一氏

岩城滉一氏の話では、テレビシリーズの収録がすべて終わり今は東京にいるが、その後の追加ドラマの予定があり、収録が始まったらまた富良野に戻るとのことでした。

このように、リアルタイムでは一度も見たことのない「北の国から」でしたが、中学の同級生や岩城滉一氏との縁もあってずっと気になっていたのです。それで社会人になってからビデオで一気に見ました。

その頃には岩城滉一氏が言っていた「その後の」特別編もビデオレンタルされており、それも合わせて一気に見ました。とても面白いと思いました。

2度目に見た「北の国から」

その後しばらく経って、私の子供が大学生くらいになった頃、思い出してまた1巻からすべて見直したことがあります。シリーズ最終回と謳われた「遺言」が封切りされたタイミングでした。

テレビシリーズ1回目から特別編最終回「遺言」まで一気に見て、1回目に見た感想とはまったく違う感想を得ました。それは



2度目に「北の国から」を通しで見た時の感想

  • 倉本聰はこの大作を通じて、一体何を言おうとしたのか、全くわからない
  • 五郎さんはあまりにも情けない。自分のことしか考えてない。酔いつぶれたりヘソを曲げたり、見ちゃいられない。こんな人を主人公にして、倉本聰は何を訴えたいのか
  • 岩城滉一氏がふんする「草太にいちゃん」も、あまりにも身勝手だ。「人間とはこんなものだ」とでも言いたいのか
  • 「男はつらいよ」の初期の頃に近い「やり放題」「大騒ぎ」「大迷惑」。時代に合わない。見ちゃいられない

などなど。

それでもう見たくないと思ってしばらく見ていなかったのでした。

今回3度目に「北の国から」を見て少し変わった感想

ところが今回久しぶりに「北の国から」を見て、少しだけまた感想が変わりました。それは

  • 人間ってこんなものなのかもしれないな
  • 今の時代は自分を抑えて遠慮ばかりして何もしない人が多すぎるから、たとえ人から見て迷惑でも、これくらいやったほうがいいのかもしれない
  • ものを大事にする、なんでも自分で作る、野菜づくりや炭焼、拾ったものを活用する、知らず知らずのうちに私は五郎さんの生き方の影響を受けているのかもしれない

などなど。



環境、心境などによって感想は変わる

その時々の自分の置かれている環境、心境などによって感想は変わるのかもしれません。

私が2度目に「北の国から」を通しで見たときは、どうにか私の2人の子ども達を大学まで出させたいと必死に働いていた頃でした。そして子供たちが独立して生きていけるようになることを念じていました。だから自分の娘を嫁に出させたくないとスネる五郎さんが情けなく感じたのかもしれません。

今の私は隠居で達観した見方ができます。だから五郎さんは素直でそれはそれでいいじゃないかと思えるのです。

もう一度「北の国から」をご覧になることをおすすめする

前回見たときは自分と五郎さんを比較して五郎さんを批判していました。今はドラマの中の一人の若者が、悩みもがきながら生きている姿に感動して見ているのです。私も年をとったのです。

かつて一度見た人も、もう一度「北の国から」をご覧になることをおすすめします。前回とはまた違った感想を得られるかもしれません。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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