かぶとたいぞうです。
ドル/円相場がとうとう150円を突破しました。
150ドルを突破したら日本政府・日銀がまた為替介入するのではないかと言われていましたが、今のところ介入はなさそうです。
200円ぐらいまでズルズル下がるのではないか
日本政府はなかなか介入できず口先だけで、このまま円はズルズルと下がり続けるのではないかと私はみています。
円は対ドルのみで下がっているわけではありません。対ユーロでも他の主要通貨に対しても下がり続けています。
1円は0.2418バーツ
私がいま住んでいるタイの貨幣、バーツに対しても下がり続け、現在1円は0.2418バーです。
去年の今ごろは1万円で2,500バーツに両替できたのに、今は2,418バーツしかもらえません。
1回の両替で1640バーツも損
1万円に対しては82バーツの損ですが、私は一度に20万円くらい両替(ワイズでの送金)するので、1回の両替で1640バーツも損をします。
1640バーツと言えば、パタヤの夜の繁華街で3回ぐらい飲みに出られる金額です。
でも私には影響はない
私は現在、米国株の配当をドルでもらっているので、それほど大きな影響はありません。しかし、これが円収入のみ、あるいは貯金などの円資産のみの人にはそうとうな痛手でしょう。
日本に閉じこもっていたら分からないのかもしれませんが。
海外旅行すれば分かる
試しにタイに限らず海外旅行に出てみれば分かるはずです。日本人にとって今は、飛行機代もホテル代も、現地での支出も日本円に換算したらとても割高です。
以前と同じ感覚でお金を使っていたら、すぐに予算オーバーしてしまいます。
日本人にはダブルパンチ
物価高は世界中に及んでいます。タイでもレストランや飲み屋はのきなみ値段を上げています。
円安に加えて物価も上がっているのだから、日本人にはダブルパンチなのです。円が2割下がり、物価が2割上がれば全体で支出は4割上がるのです。
どんなにコロナが収束しても、たいていの日本人は、そのうち海外旅行になど出られなくなるのではないでしょうか。
私のシミュレーション
私は1ドル200円になった時のことを想定してシミュレーションをしています。
おおざっぱに言うと、私の収入のうち、年金と印税は半分になり(1ドル100円の時に比べ)、米国株の配当収入は2倍になります。
現在、全収入に占める米国株配当額の率は65%に達するので、全体としては私の収入は増えます。
資産は
所有資産は、ほとんど米国株なので、今後株が上がろうが下がろうが、よほど暴落しない限りドル高により時価総額は上がります。
米国株長期投資をやっていて本当に良かったと思います。
もし米国株長期投資をやっていなければ
やっていなかったら今ごろはタイに住むことを諦めて、日本に帰っていたかもしれません。そして日本で節約をして、タイにはたまに短期で旅行に来るくらいしかできなかったでしょう。
10年前、初めてタイへの移住を本気で考え始めたころ。タイは物価が安いので、年金だけでもどうにか暮らしていけると思っていました。当時はまさか円がここまで下がるとは思っていませんでした。
米国株長期投資が私の運命を変えた
もし年金と貯金だけだったら、たとえチェンマイで地味に暮らしたとしても、先行きが不安で長くは生活できなかったと思います。
米国株長期投資が私の運命を変えたのです。
感謝する他ない
私の運命は本当にうまく出来ています。自分の力だけだったらここまでうまくはいかなかったでしょう。
神か仏か分かりませんが、とにかく感謝する他ありません。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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