タイの島、パタヤの南、息子と行ったコ・サメットの思い出と、忘れられないカブトガニの味

かぶとたいぞうです。

もうそろそろパタヤに移動です。

今回は来年の6月まで日本に帰ってこないので、タイには9ヶ月近い滞在となります。



タイで国内旅行

途中一回ぐらいはタイの国内で小旅行をするのもいいかなと、グーグルマップを見ながら思案していました。

そして、昔、10年以上前に息子と一緒に行ったコ・サメットを思い出しました。

パタヤの南を遥かに行った小さな島です。

コ・サメットへの行き方

息子と一緒にスクンビットまで歩き、路線バスに乗りラヨーンまで行って、乗り合いのソンテウでフェリーターミナルまで移動しました。

暑い日でした。

フェリーターミナルで1時間以上待ちましたが、息子と付近を散歩したり、ターミナルにある喫茶店でお茶を飲んで会話をするのにちょうどよい時間でした。



息子は浪人生だった

息子は大学受験に失敗し一浪しましたがまた失敗。落ち込んでいたようなので、パスポートをとらせ、4月に一緒にパタヤに遊びに来たのです。

パタヤに3泊ぐらいして、繁華街で遊んだあと、2人でコ・サメットに冒険旅行にでかけました。私もコ・サメットは初めてでした。コ・サメットはロンリープラネットで知りました。

いよいよコ・サメットへ

フェリーの時間が来て、途中ヨーロッパ人と仲良くなって、島に着いたら2人で探索して適当なコテージを借りて3泊しました。

当時はまだインターネットの予約サイトは充実しておらず、予約無しで行ったのです。冒険です。



バイクで島中を走った

レンタルバイクを借りて島中を2人乗りで走ったり、半日釣りツアーに参加したり、夜はビーチのレストランで美味しいものを食べて酒を飲んで、あっという間の楽しい4日間でした。

最終日にビーチレストランでカブトガニを食べました。初日から見ていたのですが、食べるかどうか迷っていたのです。

初めて食べるカブトガニ

2人ともカニが好きなのですが、初めてなので躊躇していたのです。

で、最終日にカブトガニのグリルを頼んでみました。実物を見て、一番大きな、卵がびっしり入ったものを注文しました。

一口食べて、最初は胡椒が効いて辛いなぁ、という印象でしたが、しだいに独特の匂いが気になり、2人ともあまり食べれませんでした。



好みや慣れ

食べ物なので、好みや合う合わないがあると思います。また何回か食べれば慣れるのかもしれません。しかし、私達親子にはカブトガニはダメでした。

せっかく頼んだし、食べ物を粗末にしたくないので、2人とも無理して食べましたが、やっぱり半分ぐらいは残してしまいました。

良い思い出にはなりましたが、その後タイでカブトガニは一度も食べていません。

私は息子に何も言わなかった

旅の道中、息子には「がんばれ」とか「来年こそは」とか受験や勉強のことは一切言いませんでした。ただ一緒に遊びました。

息子には私が旅に連れ出した意図が分かったみたいでした。





翌年

次の年、息子はやっぱり受験に失敗しました。

私は遊び方が足りなかったかと思い、やはり4月に、今度はクラビ、アオナン、ライレイ、ピピ島、ランタ島と息子と2人でぐるっと回りました。

息子は日本から参考書とかを持っていこうとしていたので、そんなものは持っていくなと言いました。

おおいに遊んだ

ライレイではロッククライミング、ピピ島ではダイビング。ランタ島ではカヌー。2週間ぐらいタイで遊んで2人とも真っ黒に日焼けして帰ってきました。

帰りに新千歳空港で私は息子に言いました。

「何も言わなくても分かっているだろう」

息子は深く頷きこう言いました。

「分かっている。よく遊んだので、明日からは死ぬ気で勉強する」





翌年

翌年息子はようやく大学に入りました。

色々あったけどいい会社にも就職できて結婚もして、今は2児の父です。

めでたし、めでたし。

まぁ、グーグルマップを見ながら、そんなことを思い出しました。

今度は行ったことのない所に行きたい

今度は一度も行ったことのない所に行きたいです。

ウドンタニとか、イーサン方面は行ったことがないので、軽く2、3泊ぐらいでバスで行ってみようかなと思っています。

ただ散歩をして美味しいものを食べて景色を見るだけでも楽しそうです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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