かぶとたいぞうです。
飛ぶ飛ぶ詐欺で有名なエアアジアグループに、また騙されるところでした。
少し早いですが、10月にパタヤに戻る便を見ていたのです。
タイ・エアアジアX(以降エアアジア)の札幌・新千歳空港~バンコク・スワンナプーム空港までの直行便は、冬季間だけは運航再開したと知っていましたが、夏季便は未だに再開していないはずでした。
それなのに、グーグルフライトで検索すると金額まで表示されるのです。
まさか
まさかと思ってエアアジアのホームページに直接入り、10月の日付で検索すると、フライトスケジュールも金額も表示されて、予約に進めるのです。
「おお、エアアジアの札幌バンコク直行便が買えるのか。しかも26,000円くらいで」
私は大喜びで予約しようと思ったその瞬間。嫌なことを思い出しました。
嫌な経験
2019年4月。コロナが発生してバンコクから札幌に戻るエアアジアの直行便が運休しました。
しかし、当時エアアジアは欠航で便を振り替えると言っていました。そして何度かの欠航と振り替えの末、フライト未定になりました。後はだんまりでした。
それなのにチケットを売り続けたエアアジア
私は毎日エアアジアのサイトを見ていましたので、ついでに10月に札幌からパタヤに帰ってくる便も予約してしまいました。
運航を再開して飛ぶのだと思っていたのです。そうでなければ航空券を売らないだろうと思ったのです。
騙された
でも結局なしのつぶてで、4月のバンコク札幌便は飛ばなくなり、仕方なくANAの高いチケットを買って札幌に戻ってきました。当然、10月の札幌バンコクも飛びませんでした。
当時はノックスクートも同じ手口でチケットを売るだけ売って倒産したので、どさくさに紛れて現金をつかむ手法が流行ったのでしょう。
タイ人は正直者が多いはずなのに、偉い人はそうでないようで残念です。
予約時にお金を払わされるエアアジア
ご存じの通り、エアアジアは予約時にクレジットカードなどで支払いをしなければなりません。
そして決済までした2件の予約便は飛ばなかったのに返金はありませんでした。代わりにバウチャーをもらいましたが、未だに使っていません。
オーストラリアでは厳しい沙汰
当時同じことをしたオーストラリアのカンタス航空は最高裁命令でチケット購入者に返金することはもちろん、加えて損害賠償金を支払い、オーストラリア政府にも約100億円の罰金を支払いました。
しかしタイ・エアアジアXは破産し、日本でいう会社更生法が適用されたので返金も賠償も免れました。エアアジアはそんな会社なのです。
予約する前に確認して良かった
私は今回、予約する直前に怪しいと思い、新千歳空港の運航状況を見ました。
エアアジアなんて一つも飛んでいません。
タイ・エアアジアXのWIKIも見てみました。現在定期就航しているのは、成田と大阪だけでした(福岡はタイ・エアアジアというXの付かない別会社)。
また使わないバウチャーを増やすところだった
エアアジアにはまた騙されるところでした。予約したら、また使わないバウチャーが増えるだけでした。
飛ばないのがはっきり分かっているのに、幽霊チケットをどれだけ売ってバウチャーに代えようとしているのか。全て計画的で計算ずくだと思います。エアアジアは恐ろしい会社です。
皆さんも気をつけてください。
特に北海道からタイに行こうとしている人は。
北海道からタイに行くなら
タイ国際航空は札幌から直行便を出しているようですが、前回は離陸が6時間も遅れて、しかもかつてのアメリカン・エアラインのような不味い飯を食わされて、もう2度と乗る気がしません。高いだけです。
北海道の人なら東京経由でジップに乗るか、大阪経由でピーチに乗るか。今のところはその2択でしょう。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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