かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株は全般的に下がりました。
終値の前日比は、NYダウで-0.90%、S&P500は-0.73%、ナスダックは-0.70%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.90%でした。
米PPI(生産者/卸売物価指数)
昨夜発表された米PPI(生産者/卸売物価指数)の数値が予想より高かったからです。
労働省発表の11月のPPI(最終需要向け財・サービス)は前月比0.3%上昇、前年比では7.4%上昇でした。前年比、前月比ともに上昇率は市場予想を若干上回りました。
消費者物価指数(CPI)も上振れか
市場では、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC、12/13〜14)直前の13日に発表される消費者物価指数(CPI)も上振れするのではないかとの懸念が出ています。
PPIもCPIも高ければ、インフレが予想以上に根強いと判断され、パウエルFRB議長もFOMCメンバーも利上げのペースダウンに慎重にならざるを得ません。
株の値動きは心理的
市場で高まっている米国経済のソフトランディング期待を裏切り株価が下がるわけです。
ただ、昨日も書きましたが、期待で上がった株は、必ず期待はずれで下がります。株の値動きは極めて心理的で、いつも必要以上に大きく上がり、大きく下がるのです。
勝手に憶測して、期待する
だから昨夜の下がりは一昨日の上がり過ぎを調整したに過ぎないくらいに思っています。
CPIの数値だって見るまでは分かりません。FOMCでの利上げ幅だって0.50%に落ち着くかどうか、発表されるまで分かりません。
全て分からないのに勝手に憶測して、期待したり期待が裏切られるのではないかと心配したりしているのです。
ミシガン大学消費者信頼感指数
昨夜発表された12月ミシガン大学消費者信頼感指数の1年期待インフレ率は予想外に低下しています。
今回のPPIの上振れだって、ほんのちょっとです。統計は時々偏ったり、はみ出したりするものです。
来週のFOMCの結果をのんびり待ちましょう。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
【かぶとたいぞう有料ノート】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【米国株】やっぱり上がった米国株。10月に売った人たちは今ごろ悔しがっているだろう -
【米国株】ウォーレン・バフェット氏の右腕、チャーリー・マンガー氏を忍ぶ -
【米国株】個人投資家が米国株市場から引き揚げた後にいつも株価が上がる不思議 -
3600万円の貯金を毎月15万円ずつ使えば20年で無くなる。すべて米国株長期投資に使えば無くならない -
【米国株長期投資】私の人生が今ごろになってふたたび輝き始めたのは、すべて米国株長期投資のおかげだと思う
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報