かぶとたいぞうです。
昨夜10月31日のNYダウは7営業日ぶりに反落し、前週末比128ドル安の3万2732ドルで終えました。
NYダウの10月の上昇率は10月最終日の昨夜少し下がったにも関わらず、月間で14.0%となり、1976年1月以来46年ぶりの大きさとなりました。
昨夜株価が少し下がった理由はいろいろ言われています。
昨夜株価が下がった理由
「今日から始まるFOMCを控えて利益確定売りや様子見が多かったから」
「30日に米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが「米経済を冷やすため、来年の米政策金利は予想より高くなる可能性がある」と報じたから」
「その影響で昨夜は米長期金利が少し上がったから」
単純に上がりすぎたので少し値を戻した
でも、単純に「ここのところ米国株が急激に上がりすぎたので少し値を戻した」と考えて間違いないと思います。
先週末までの6営業日続伸で、NYダウは2500ドル超上がっています。少し上がりすぎでした。
やっぱり今の米国株は強気相場
しかし、少し値を戻したと言っても、昨夜は128ドルしか下がっていないのですから、やっぱり今の米国株は強気なのかもしれません。
今日、明日のFOMCが予想通り0.75%の利上げにとどまり、パウエル議長が会合後の会見で少しでも今後の利上げ幅縮小の検討にでも言及すれば、米国株はその後一気に上がるかもしれません。
逆に下がることも
逆に言えば、パウエル議長の発言が依然としてタカ派寄りで、市場の期待に冷水を浴びせる結果となれば、今までの浮かれ気分の反動で米国株が一気に下がる可能性もあるのです。
今日、明日が分かれ道です。
私は超長期投資家なので、株が上がっても下がってもあまり関心がありません。むしろ関心があるのはアメリカの経済です。
同じ利上げ幅縮小でも
同じ利上げ幅縮小でも、インフレがある程度収まったからという理由なら嬉しいです。インフレが収まれば購買力が上がり私の保有企業の業績が上がるからです。
しかし、景気が悪化しているから利上げ幅を縮小すると言うなら嬉しくないです。景気が悪化すれば購買力が下がり私の保有企業の業績が下がるからです。それにインフレが収まってないのに利上げを緩めても、インフレが長引くだけだと思います。
長期投資家と短期投資家では見る観点が異なる
同じ利上げ幅縮小の話題でも、長期投資家と短期投資家では見る観点が異なります。
今夜の米国株もきっと様子見ムードでしょう。
動くのは明日の遅い時間か明後日だと思います。
+++
ドル/円は動かず
ドル/円の動きは、あまり活発ではありません。148円付近で停滞しています。
日本政府・日銀による為替介入を警戒しているのかもしれません。
しかし、おそらくゆっくり確実に円は下がっていくような気がします。時間の問題です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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