【米国株】FRB関係者のタカ派発言で米国株は下がり、ドル/円は意外とあっさり150円を突破

かぶとたいぞうです。

昨夜の米国株式市場はFRB、FOMC関係者らのあいつぐタカ派発言で下落しました。

終値の前日比は、NYダウで-0.30%、S&P500は-0.80%、ナスダックは-0.61%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.74%でした。



ドル/は意外とあっさり150円を超えた

10年米国債金利は4.226%まで上がり、ドル/は意外とあっさり150円を超え、執筆現在150.4円付近で推移しています。

昨夜の米国株は寄り付き後上昇しました。週次失業保険申請件数が依然低水準にとどまったのと9月の米中古住宅販売件数が予想通りだったためです。景気後退懸念が薄れ、1%余り上昇する場面もありました。

ハーカー総裁のタカ派発言

ところが、そこにフィラデルフィア連銀ハーカー総裁の発言が飛び出しました。

「当局はインフレに対応するため金利を年内に4%を大きく上回る水準まで引き上げ、景気抑制的な水準で維持する可能性が高い」



クック理事もタカ派発言

加えてクック連邦準備制度理事会(FRB)理事も発言しました。

「インフレ抑制のため利上げを続ける必要がある」

FOMC関係者は米国株が上がっていくと水をさすような発言をすることが増えています。

FOMC関係者の発言で米国株は一気に下がった

やっぱりFRB、FOMC関係者は米国株が上がるのを快く思ってないようです。

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FOMC関係者らによるこれらの発言を受けて米国株は一直線に下がっていき、結局前日比マイナスで終えました。



日本政府・日銀の介入むなしく

ドル/円相場のほうは、149.9円付近で上がったり下がったりを繰り返したので、もしかしたら日本政府・日銀の必死な介入があったのかもしれません。

しかし意外とあっさり150円を突破しました。やはり自然の流れを止めることはできないのです。

黒田総裁の任期が終わるまでは下がる

黒田総裁の任期が終わる来春までは、このまま円安は続くでしょう。どこまで下がるかは分かりませんが、いきおい200円ぐらいまで下がったとしても不思議とは思いません。

逆に言えば、来春がドルから円に戻す1つのタイミングになるのかもしれません。



長期的に見るとドル資産はホールド

ただ、長期的に見ると、どうやっても円はドルに対して下がっていく可能性が高いです。金利の問題のみならず、日本の経済力そのものが衰えているからです。

だから、10年、20年先を考えると、このままドルをずっと持ち続けても損はないと思います。

私はタイミングよく売り買いして儲けるのが苦手なので、このままドルを持ち続けます。

ドルがまた100円ぐらいまで下がるような気はしません。

ごきげんよう。


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