かぶとたいぞうです。
米国株が下がり続けています。正確に言うと、下がったり上がったりしながらも確実に下がり続けています。
昨夜金曜日のNYダウも続落でした。終値は前日比500ドル(1.7%)安の2万8725ドルでした。
NYダウが2万9000ドルを割り込むのは約2年ぶり
NYダウが2万9000ドルを割り込むのは約2年ぶりのことです。コロナショックから回復した後の急伸をすべて帳消しにしたかっこうです。
9月月間では2784ドル(8.8%)下落しました。2022年7~9月期でみると6.7%の下落です。
FRBによる積極的な利上げ継続による景気後退懸念がますます強まっているからです。
3四半期連続で下落するのは7年ぶり
NYダウは1~3月期は4.6%下がり、4~6月期は11.3%下がりました。2022年7~9月期は前述の通り6.7%下がりましたから、これで3四半期連続で下落しました。3四半期連続で下落するのは2015年以来、7年ぶりです。
S&P500も3四半期連続の下落です。
暴落
ここまで来たらもう「暴落」という言葉を使ってもいいと思います。
NYダウの長期株価グラフを見ても落ち込み具合は明らかです。
落ち込みかたがリーマンショック並かそれ以上です。
10月中旬から出てくる米企業の四半期決算
10月中旬からは米企業の22年7~9月期決算が発表されます。きっと業績はまちまちでしょう。
しかし、もし業績の悪い企業が相次いで出てきたら、株価はさらに下がっていくでしょう。
どん底の株価下落もあり得る
米国の利上げが更に続き、本当に不景気になって主要企業の業績がどんどん落ち込み、そこへ持ってきてロシアのウクライナ侵攻が泥沼化していけば、さらに未曾有の暴落もあり得ます。その可能性を少しは覚悟しておかなければならないかもしれません。
ロシアはウクライナの東部を力づくで併合しました。NATO各国は抗戦の構えです。核戦争の可能性も出てきました。
長期投資家
とはいえ、いつも言っているように私は長期投資家なので右往左往はしません。核戦争は怖いですが、株価はたとえ今の半分くらいになっても耐える自信があります。
むしろ買い足すチャンスだと思って果敢に買うでしょう。
やるなら長期投資
私は地味な生活関連企業の株しか持っていないので、たとえ株価が下がっても配当は出続けると思います。だから何も心配はしていません。
やっぱりやるなら長期投資です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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