【米国株】8月の米消費者物価指数(CPI)が予想に反して上がり、一晩で1,200ドル超下がったNYダウ

かぶとたいぞうです。

昨夜は驚きました。米国株がいきなり勢いよく下落していったのです。

米国株急落:kabutotai.net

昨夜の終値は前日比で、NYダウが-3.94%、S&P500は-4.32%、ナスダックは-5.16%、かぶとたいぞうポートフォリオは-2.90%でした。

NYダウは5営業日ぶりに反落し、1276ドル安の3万1104ドルで終えました。



原因は8月の米消費者物価指数(CPI)

原因は、昨夜発表された8月の米消費者物価指数(CPI)です。

7月に前月比の物価上昇率が0%だったため、「インフレは7月で止まった」と思われていました。ちなみに6月の前月比は+1.3%でした。

そして8月の前月比物価上昇率はきっと-1%くらいだろうと予想されていたのです。つまり物価は先月より少し下がっているだろうと予想されていたのです。

ところが昨夜発表された8月の米CPIでは、前月比の物価上昇率が+1%と、予想に反してむしろ上がっていたのです。またインフレが進んでいたのです。

9月のFOMCでは0.75%の利上げか

これで9月のFOMCでは、0.75%の利上げが確定的になり、長期金利が一気に3.42%まで上昇。ハイテク株、グロース株が特に大きく下がりました。

NYダウは4日かけて上がった分がすべて帳消しとなった格好です。



それほど驚くことではないか

しかし、逆に言えば4日前に戻っただけなので、それほど驚くことはないとも言えます。

とはいえ、銘柄によっては恐ろしく下がり、例えばアマゾンなんかは7%以上も下がっていますから、ちょっとしたパニックになったのではないかとも思われます。

ドル/円は144円台

米長期金利の上昇に伴ってドル/円は144円台まで上がりました。まぁ当たり前の動きです。

先日日本では黒田日銀総裁と岸田総理のトップ会談で円安を牽制しましたが、米国金利上昇の前には神通力も効かなかったようです。



今後

米国株は昨夜で十分調整できたと思うので、今後はそれほど極端には下がらないと思います。でも世の中何が起こるか分かりません。

ドル/円のほうが予想は簡単で、やはり当面は円安ドル高基調が続くと思います。

ごきげんよう。


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