【米国株週報】先週末のパウエル発言の余波で今週は下がった米国株だが、今後も下がり続けるのか

かぶとたいぞうです。

一昨日ちょっと上がった米国株も、昨夜はまた一段と下がり、大きく下がった一週間でした。

逆にドル/円は上がりました。

利上げ継続と金融引き締めの拡大が確定的なので当然の結果でしょう。



株が上がるのを阻止するFOMCメンバー

何か少しでもプラス要因があって株が上がると、FRB高官やFOMCメンバーが水をさすようなことを言い、株が上がるのを阻止しようとします。

「米国の景気ははまだまだ良くならないから浮かれるな」と言いたいのでしょう。

利上げと金融引き締めの違い

一口に「利上げと金融引き締め」と言われていますが、利上げと金融引き締めは別物です。

利上げは文字通り金利を上げることです。



利上げをすると景気は

米国の金利が上がると企業の資金調達コストが上がり、企業の業績に悪影響があるかもしれません。しかしキャッシュフローの潤沢な企業は銀行からお金を借りないのであまり影響はありません。

ただ、住宅ローンの上昇で住宅産業が不景気になったり、民間の消費が減って不景気になる可能性はあります。不景気になれば企業の業績に影響して株価が下がるかもしれません。

利上げをするとドル/円相場は

いっぽう、米国の金利が上がると日米金利差でドルが上がります。

我々日本の米国株投資家にとっては株価が下がったぶんドルが上がるのでトントンになる可能性があるのです。

景気に左右されづらい優良企業を持っているなら、うまくすれば株価はそれほど下がらず、ドルだけ上がって円換算の時価資産は上がっていきます。



金融引き締めとは

金融引き締めはまったく別のものです。

広い意味の金融引き締めの中には利上げも含まれますが、ここで言う金融引き締めとは量的金融引き締めのことを言っているのです。

量的金融緩和

FRBはコロナ禍の経済を立て直すために、市中のお金を増やしていました。これを量的金融緩和と呼んでいました。

具体的には米国債を中心に大量の債権を買って市中にお金をバラまいていたのです。景気を良くするためにです。



量的金融緩和でふくらんだ米国株式市場

債権を買うということは簡単に言うと市中にお金を貸すことです。あり余る大量のお金の一部は株式市場にも流れ、株価は実際の価値以上に上がりました。

バブルとまでは言いませんが、米国株は去年の暮れまですごく上がりました。私も見ていて恐ろしく思ったほどです。

今度は量的金融引き締め

FRBは量的金融緩和を昨年末にストップし、逆にお金を市中から引き上げる量的金融引き締めに切り替えました。そして今後は量的金融引き締めを加速させようとしています。

つまり市中に貸したお金をどんどん引き上げるのです。



量的金融引き締めが加速すれば

市中のお金が減れば、株式市場に流れていたお金も減り、株価は下がりやすくなります。

つまり、利上げとは別に、量的金融引き締めにより株式市場全体が冷えるのです。

量的金融引き締めの影響を強く受けるのはグロース株だが

量的金融引き締めの影響を受けるのは、主に景気敏感株や値上がりを狙ったグロース株です。地味な優良バリュー株にはそれほど影響はないと思います。

しかしNYダウもS&P500も間違いなく下がるし、ナスダックはもっと下がるはずです。

つられてバリュー株も下がっていく可能性は十分にあります。



株価は下がっていくが、そこにチャンスがある

今後1年間くらいはそんなことが続き、米国株式市場はぱっとしないかもしれません。

しかし、そこにチャンスがあります。

もし地味な優良バリュー株もつられて一緒に下がっていったら、一世一代の買いのチャンスなのです。

特に景気に左右されづらい、食品や日用消耗品メーカーの株が必要以上に下がったら、千載一遇のチャンスと思って私は買い向かいます。

そう遠くない将来、そんな日が来るような気がします。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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