かぶとたいぞうです。
今週火曜日あたりから上がり始めたドルは更に上がり続け、134円を突破しました。
ドルはいったいどこまで上がるのでしょうか。円はいったいどこまで下がるのでしょうか。
黒田総裁「値上げ許容」発言をめぐる騒動
国内では日銀総裁の「値上げ許容」発言をめぐる騒動が発展し、総裁の退陣を求める声もちらほら出てきているようです。しかし日銀総裁の任命権者は内閣なのだから、責任は内閣にあるのです。
私はドル高は歓迎だが
私はドルが上がれば米国株で保有している自分の資産が増え、配当も円換算で増えるので歓迎です。しかし、日本の社会全体を考えると心配です。
こんなに急激に円安が進めば、国民生活に悪影響が出るに決まっているからです。
食品がますます値上がりする
輸入品を中心に物価はますます上がるでしょう。日本で売っている食品の大半は輸入品か、輸入した原料で作られています。
野菜は国産が多いですが、肥料には輸入原料がけっこう使われています。
野菜を運ぶトラックに入れるガソリンも値上がりしています。
食品の値上がりは許容できない
贅沢品の値上がりは我慢すればいいだけですが、食品の値上がりは我慢できません。
低所得者ほど食費の率が高いので応えるはずです。「許容」しているはずはありません。
対策が必要
円がもっと上がればいいと思う反面、政府の対策も必要だと感じます。景気が良くなって給料が上がれば問題はないのですが。
ようやく開国した日本のインバウンド関連業界には円安は歓迎されているかもしれません。
円安はインバウンド業界にはプラス
円がますます下がれば、海外から日本にやってくる人たちには嬉しいことです。ホテル代も移動費も、飲食代もすべて安く感じるでしょう。
日本にやってくる海外旅行者が大幅に増え、旅行業、ホテル業、観光地、飲食店などは息を吹き返すでしょう。
インバウンドがきっかけで国内産業が好転すれば
それがきっかけとなって国内産業が好転し、景気が良くなっていろいろな業界で社員の給料が上がれば、日本社会全体が良くなり問題ないのです。
政府はそのへんの仕組みを研究したほうがいいです。ただ安売りの爆買いで終わらず、国内産業がインバウンドに関連して成長するしくみです。
既に考えているかも
もしかしたら私が心配するまでもなく、日銀総裁、あるいは政府はそれを織り込み済みで円安を容認しているのかもしれませんね。
そうだとしたら、国民に分かりやすく説明をしたほうがいいです。先日発表した「新資本主義」の「骨太方針」には入ってなかったように思います。
円安は日本人が海外に出るには不利だが
円安が進めば、私のようにタイなど海外に出る者にとっては、逆にすべてが高く感じます。しかし、そのぶん米国株の配当が増えるので我慢します。
国内景気が良くなってくれたほうがいいですから。
円安対策
まぁ、そういうシナリオかどうかは分かりませんが、とにかくドルはどんどん上がっています。今後も上がるかもしれないので対策が必要です。
具体的には、現役の人ならインバウンド業界の研究とアプローチ、老後の人なら米国株や米国債、米ドル預金などドル資産へのシフトでしょう。
米国株は一進一退
いっぽう、米国株はやっぱり一進一退。上がったと思ったらまた下がりました。まだまだ回復基調とはならないようです。
米国株回復までにはまだもう少し時間がかかるかもしれませんね。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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