【米国株週報】NYダウは9週間ぶりに前の週の終値を上回り、下落に歯止め

かぶとたいぞうです。

先週まで、NYダウは8週間連続で前の週の終値を下回っていました。

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しかし今週はNYダウが6日続伸し、週末の昨夜27日は9週間ぶりに前の週末の終値を上回りました。



株価下落に一定の歯止め

NYダウの今週1週間の上昇率は6.2%と2020年11月2~6日(6.9%)以来の大きさでした。

まだ回復の兆しとまでは言えませんが、株価下落に一定の歯止めがかかったと言えます。

物価指標、個人消費が好転

昨日発表された米国物価指標の伸び率が前の週から縮小し、インフレ加速への過度な警戒感が和らいだようです。

また、同時に発表された個人消費支出は市場の予想以上でした。米国ではものはそこそこ売れているようです。

インフレ下でも消費は底堅いことが分かり、消費減速や景気後退といった過度な懸念は和らぎました。



大きく上がったのはハイテク株、グロース株

それらを受けて、昨夜も大きく上がったのは前日同様ハイテク株、グロース株でした。先行きへの期待値が上がってリスク先行度も更に上がったようです。

IT関連銘柄の多いナスダックも27日の終値は前日に比べて3.3%の大幅な上昇となり、週末の終値として8週ぶりに前の週を上回りました。

バリュー株は昨夜もそれほど上がっていない

いっぽう、私が保有する地味なバリュー株は昨夜もそれほど上がりませんでした。

全体的に見て米国株式市場はなんとなく好転しているように感じますが、今後の株価には過度な期待を持たないほうがいいと思います。

というのは、今まで株価が下がっていた原因も、今週株価が上がった原因も、主に市場心理の変化によるものだからです。



心理はコロコロと変わる

いずれも懸念や期待といった市場心理で上がったり下がったりしているのです。

大きく動いているのは市場心理の影響を受けやすいハイテク株、グロース株です。

人間の心はコロコロと変わります。心理状態の影響でコロコロ変わる今の相場は不安定で、いつまた流れが変わるか分かりません。

しばらくは米国株の今後の流れを冷静に見ていきたいと思います。

ごきげんよう。



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