かぶとたいぞうです。
昨日FRBは、5月2日3日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を発表しました。
その内容は、今後2回の会合で0.5ポイントずつの利上げが必要だとの認識で大部分の当局者が一致したとのこと。事前に予告されていた内容と同じでした。
予定通りの内容に市場は落ち着き、米国株は回復
積極的な引き締め継続姿勢が示されたものの、予想していた内容通りだったので市場は落ち着き、昨夜の米国株はやや回復しました。
昨夜はハイテク株、グロース株が特に上がりましたが、バリュー株も少し上がりました。
0.5ポイントの利上げはあと2回で十分だろう
議事要旨には「向こう2回の会合で0.5ポイントずつの利上げを行うことが適切となる公算が大きいだろうと、大部分の参加者が判断した」と記されています。
つまり、0.5%(ポイント)の利上げがあと2回で十分だろうとの見込みだと言うのです。
FRBの更なるタカ派化懸念は払拭
市場に広がっていた「0.5%があと2回では足りないのではないか」「その後も更に0.5%単位で利上げするのではないか」といった老婆心が払拭されて安心感が生まれたようです。
そういうことで、市場にはびこっていた「FRBの更なるタカ派化懸念」は消えて、米国株式市場は回復過程にあるようにも見えます。しかし私はそんなに簡単には行かないだろうと思っています。
S&P500はいつ弱気相場入りしてもおかしくない
米国株が回復したと言ってもほんのわずかです。S&P500は、いつ弱気相場入りしてもおかしくないポジションを維持しています。
ウクライナ戦争が終結して、コロナの心配がなくなるまではインフレが続きます。インフレが続く限りは金融を引き締めます。金融を引き締めれば株式市場に流れ込むお金は細ります。
当面しばらくの間は、株が大きく上がる要素は無いのではないでしょうか。
こういう時こそ長期投資
こういう時こそ配当再投資を繰り返しながら、長期投資でじっくりと株を大きく育てる好機だと思っております。
私は今、我が家の畑でアスパラを育てていますが、アスパラも同じです。時間をかけて株を大きく育てれば、その後の収穫が増えるのです。
大きく育ったアスパラの株は、株分けでどんどん増えます。そして毎年大量のアスパラが採れるようになるのです。
考えただけでも豊かな気持ちになれます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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