かぶとたいぞうです。
報道によりますと、2022年3月31日、札幌市西区山の手の三角山で、ヒグマによる被害がありました。札幌市の職員に同行してクマの調査のために入山していたNPO団体の男性二人がヒグマに襲われたようです。
付近の住民からヒグマの目撃情報が多数寄せらており、この日調査に入った男性らがヒグマの巣穴を発見したようです。
三角山でヒグマの巣穴を発見
2人のうち、1人が巣穴を覗き込んだところ、母グマに頭を噛まれ、もう1人がヒグマに熊よけスプレーかけたところ、その手を噛まれたようです。
この付近は昨年もヒグマの出没報告が相次ぎ、ニュースにもなりました。
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男性2人は血だらけになって自力で下山
その後母グマは逃げ、男性2人は血だらけになって自力で下山したようです。2人とも重症らしいです。
札幌市は翌日の4月1日、朝からハンターを伴い現地調査をしました。そして巣穴の中に体調40cmの子グマ2頭を発見したとのことです。
なお、男性2人を襲った母グマと思われるクマは依然見つかってないそうです。
熊は駆除せず
子グマは、巣穴から出てくる様子が無いことから駆除はしないということです。
男性二人を襲って逃げた母グマは体長150cm程度と見られています。
母グマは逃げたままで、まだ見つかっていません。しかしヒグマのほうから襲ってきたわけではないということで、駆除の対象ではないとのことです。
札幌市では監視カメラを設置するなどして引き続き、周辺を監視していく方針らしいです。
恐ろしいニュース
なんとも恐ろしいニュースです。この辺には住宅も多いですから、付近に住んでいる方、特に小さなお子さんをお持ちの方は怯えていると思います。
それにしても不思議なのは、札幌市の依頼を受けて調査に入った2人の男性は、専門家のはずなのにどうして無防備にヒグマの巣穴を覗き込んだのでしょう。また、ヘルメットなどの防具はなかったのでしょうか。
乳飲み子を抱える母グマの巣穴を不用意に覗きこめば噛まれるに決まってます。
ヒグマのほうから襲ってきたわけではない
それで札幌市も「ヒグマのほうから襲ってきたわけではないということで駆除の対象ではない」としているのだと思います。
付近に住んでいる人は気が気でないと思います。自然保護も大切ですが、人が殺されない限りヒグマを駆除しないのでしょうか。
ヒグマが進出してきた
この辺の山は裏で盤渓、円山、藻岩山、定山渓と繋がっています。ヒグマのすみかです。
以前は円山球場で定期的に野球大会があり、太鼓、ブラスバンド、大きな拍手や声援があり、ヒグマも恐ろしくて近づきませんでした。
それが新型コロナが流行ってまる2年以上、野球もないし円山動物園もひっそりしています。人気(ひとけ)の減ったこの地帯にヒグマが進出してきたのです。
去年ははるか当別方面からもヒグマが進出してきました。
人が殺される前に駆除するべき
賛否両論があるとは思いますが、私は市街地に出てきたヒグマは、人が殺される前に駆除するべきだと思います。殺されたあとでは遅いです。
今年も北海道全域でヒグマの出没事案が増えるような気がします。
登山でも、釣りでも、山菜とりでも、ハイキングでも、キャンプ場でもヒグマが怖い
登山でも、渓流釣りでも、山菜とりでも、ハイキングでも、キャンプ場でも、遭遇報告や被害報告が増えるでしょう。
せっかく三密を避けて自然に親しもうと思っても、ヒグマが出るなら行けません。いくら新型コロナが恐ろしいと言っても、ヒグマのほうがもっと恐ろしいですから。
私は今年もキャンプに行こうと思いますが、なるべくヒグマの出ないところを探していくしかないようです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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