かぶとたいぞうです。
今週の米国株式市場は、S&P500もNYダウも少し上がってもとにもどるという、方向性のつかめない展開でした。
下のグラフは今週月曜日から昨夜金曜日(3月28日~4月1日)までのNYダウの値動きです。
今週のNYダウの値動き
ご覧の通り、3万5千ドルを突破して回復傾向に見えたのもつかの間、また月曜日と同じ3万4千ドル台の後半まで下がりました。
不透明なウクライナ情勢
ウクライナ情勢は未だに不透明です。
ロシア軍はキーウ(今まではロシア語読みのキエフと呼んでいた)付近の戦闘を大幅に縮小すると発表しました。
それは停戦の兆候かと一瞬期待しましたが、プーチンは「停戦に向けた話し合いをするには機はまだ熟していない」と言ったそうです。そしてマリウポリ方面への侵攻を強めています。
まだまだウクライナ戦争は終わらないようです。
堅調な米雇用統計
そんな中で、昨日発表された米国の雇用統計は堅調でした。
3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月より43万人増加しました。それにより失業率は3.6%となり、2月の失業率3.8%より改善しました。これは2020年の2月以来、約2年ぶりの低さです。
この堅調な雇用統計を好感して、第2・四半期の初日である昨夜の米国株式市場はS&P500もNYダウもほんの少し上昇しました。
しかし上げ幅はわずかでした。
雇用統計が良ければ金利が上がる
米雇用統計で堅調な労働市場が示されれば、米連邦準備理事会(FRB)はよりタカ派的になり、金利の上げ幅を大きくするのではないかとの憶測を呼んだからだと思います。
金利が急激に上がると株価はたいてい下がります。金利のいい債券にお金が流れるし、企業の資金調達にもマイナスとなるからです。
色々あって方向性のつかめない値動きに
そんなこんなで、今週の米国株市場は方向性のつかめない値動きになったのだろうと思います。
当面しばらくはこんな感じで一進一退、上がったり下がったりの米国株相場が続くような気がします。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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