【米国株】米国優良企業の増配率の研究9.フィリップモリスの過去10年間の配当実績と増配率

かぶとたいぞうです。

増配する株は優良株です。人気があるので株価が高く、よって表面的な配当率は低いです。

しかし数年も経てば配当が増えるので、買った時の株価に対する配当率(YOC、イールド・オン・コスト)は上がります。



フィリップモリスの配当実績と増配率

今日は私の所有株ポートフォリオの中から、フィリップモリスの配当実績と増配率をご紹介します。

フィリップモリス(英名フィリップモリスインターナショナル)は世界的なタバコメーカーです。

次の表はフィリップモリスの過去10年間の四半期配当(=1単位)実績です。

フィリップモリスの過去10年間の四半期配当

Mar 23, 2022 1.25 Dividend
Dec 22, 2021 1.25 Dividend
Sep 28, 2021 1.25 Dividend
Jun 24, 2021 1.2 Dividend
Mar 19, 2021 1.2 Dividend
Dec 22, 2020 1.2 Dividend
Sep 23, 2020 1.2 Dividend
Jun 19, 2020 1.17 Dividend
Mar 20, 2020 1.17 Dividend
Dec 18, 2019 1.17 Dividend
Sep 24, 2019 1.17 Dividend
Jun 20, 2019 1.14 Dividend
Mar 25, 2019 1.14 Dividend
Dec 19, 2018 1.14 Dividend
Sep 25, 2018 1.14 Dividend
Jun 21, 2018 1.14 Dividend
Mar 21, 2018 1.07 Dividend
Dec 20, 2017 1.07 Dividend
Sep 26, 2017 1.07 Dividend
Jun 21, 2017 1.04 Dividend
Mar 21, 2017 1.04 Dividend
Dec 20, 2016 1.04 Dividend
Sep 26, 2016 1.04 Dividend
Jun 21, 2016 1.02 Dividend
Mar 22, 2016 1.02 Dividend
Dec 21, 2015 1.02 Dividend
Sep 28, 2015 1.02 Dividend
Jun 23, 2015 1 Dividend
Mar 24, 2015 1 Dividend
Dec 22, 2014 1 Dividend
Sep 23, 2014 1 Dividend
Jun 24, 2014 0.94 Dividend
Mar 25, 2014 0.94 Dividend
Dec 23, 2013 0.94 Dividend
Sep 24, 2013 0.94 Dividend
Jun 25, 2013 0.85 Dividend
Mar 26, 2013 0.85 Dividend
Dec 24, 2012 0.85 Dividend
Dec 20, 2012 0.039 Dividend
Sep 25, 2012 0.85 Dividend
Jun 25, 2012 0.77 Dividend
Mar 27, 2012 0.77 Dividend


フィリップモリスの連続増配年数は54年

ご覧の通り、フィリップモリスの配当の出し方は、少し不規則な面があります。しかしこの10年間で増配しなかった年はありません。

フィリップモリスはこんなペースで実に連続54年間も増配し続けているのです(2022年現在)。

フィリップモリスの歴史

ちなみに、フィリップモリスの創業は1847年と古いですが、2003年に社名をアルトリア・グループへ変更し、さらに2008年にはアルトリア・グループの国際部門(米国以外の市場)を分社して現在のフィリップモリスになりました。

連続増配54年というのはアルトリア時代も含めた、1968年以降の増配を指しています。

2012年3月の1株四半期配当額(1単位)は0.77ドルでした。10年後の2022年3月には1.25ドルになっています。



フィリップモリスの10年間増配率は1.62倍

10年間の増配率は約1.62倍です。

執筆時現在フィリップモリスの配当率は5.48%です。もし同じ増配率でいけば10年後のフィリップモリスのYOCは約8.896%になることになります。

フィリップモリスは現在の配当率も高いし、増配率もまぁまぁ

フィリップモリスの現在の配当率は5%を超える高さです。業績は好調です。しかし株価はそれほど上がりません。だから常に配当率が高いのです。フィリップモリスの不人気の背景には、全世界的なタバコ離れがあるのは言うまでもありません。

10年増配率の1.62倍もまぁまぁです。



私は早い時期からフィリップモリスに投資していた

私がフィリップモリスの株を初めて買った時には、私は既にタバコをやめていました。

でも私にとってタバコをやめることは大変なことでした。今でも時々タバコを吸いたくなるのです。ニコチン中毒は思っている以上にきついです。

世の中からタバコは無くならないだろう

私はタバコをやめることが結局できましたが、多くの人はなかなかやめられないだろうと確信しました。私の周りにはまだ吸っている人がたくさんいます。若い人も吸っています。

それで世の中からタバコは無くならないだろうと思ってフィリップモリスの株を買ったのです。



配当はタバコをやめられない人から罰金として徴収したもの

「私は禁煙に成功したからご褒美として配当を頂く。その配当はタバコをやめられない人から罰金として徴収したお金の中から株主に分配される」

私は勝手にそんなふうに考えているのです。

フィリップモリスは近々紙巻きタバコから撤退すると言っていますが、加熱式たばこやタブレット、ドリンクなどの形でニコチン関連商品は世の中に残るでしょう。

フィリップモリスと日本たばこ産業

私は以前日本たばこ産業の株も持っていました。昨年の春にすべて売りましたが。

同じたばこメーカーでもフィリップモリスと日本たばこではかなり違います。



新しい商品をつくるフィリップモリス、古い商品を古い市場で売る日本たばこ

フィリップモリスは「煙のない世の中をつくる」と言って、紙巻きタバコを廃止することをいちはやく公言しました。今は加熱式たばこアイコスが主流ですが、そのうちにアイコスもやめて、まったく煙の出ないニコチン商品を開発すると思います。世界で解禁されつつあるカンナビ関連商品に手を出す可能性もあります。

いっぽう日本たばこは、先進国ではタバコ離れが進んでいるので、発展途上国や衰退国のタバコ会社をどんどん買収しました。ロシアの大手タバコ会社も買収しました。

もちろん日本たばこもプルーム・テックというアイコスと似た商品を出していますが、戦略の軸足が発展途上国市場なので、アイコスほどは売れていません。

私はフィリップモリスの戦略に乗った

どちらもニコチン商品を売って儲けるための戦略です。どちらも理論的には正しい戦略だと思います。

それぞれの会社の戦略ですから私がどうのこうのと言う必要はありません。

でも私はフィリップモリスの戦略のほうがピンときました。面白いと思いました。



フィリップモリスは増配、日本たばこは減配

偶然かもしれませんが、結果としてフィリップモリスは業績が良く、増配し続けています。

日本たばこは減配に転じました。ロシア市場の影響で今後も苦戦するような気がします。

もしフィリップモリスがこのまま増配を続けたら、前述の通りフィリップモリスの10年後の期待投資配当率(YOC)は8.896%です。

300万円の投資で年間配当額は266,880円、毎月22,240円です。

減ってゆく年金の足しになります。

株式投資はポートフォリオの組み合わせ

株式投資ではいろいろな株を組み合わせて自分なりのポートフォリオを作ります。リスク回避のためです。

フィリップモリスは配当率が抜群に高く増配も続けています。いい投資先です。

では全財産をフィリップモリス一社に投ずるか。いいえ。フィリップモリスだけだと不安です。法令で世の中からタバコもニコチン製品も一切なくなるかもかもしれません。リスクが高すぎます。

だから私はP&Gとかコルゲートとかジョンソン・エンド・ジョンソンといった配当率は低いけど潰れそうにない会社の株もたくさん持っています。

そして投資額バランスと配当のバランスを自分なりに調整しています。

フィリップモリスの株は私のポートフォリオの中では、リスクはやや高いけど、全体の配当を押し上げる役割をはたしています。



長期投資では10年後の配当率(YOC)に着目

配当目的で優良企業を長く持ち続けようと考えているかたは、今現在の配当率ではなく、10年後の配当率(YOC)に着目することをおすすめします。

米国株長期投資の銘柄選びの参考になれば幸いです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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