【米国株】米国優良企業の増配率の研究3.ジョンソン・エンド・ジョンソンの過去10年間の配当実績と増配率

かぶとたいぞうです。

増配する株は優良株です。人気があるので株価が高く、よって表面的な配当率は低いです。

しかし数年も経てば配当が増えるので、買った時の株価に対する配当率（YOC、イールド・オン・コスト）は上がります。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当実績と増配率

今日は私の所有株ポートフォリオの中から、ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当実績と増配率をご紹介します。

次の表はジョンソン・エンド・ジョンソンの過去10年間の四半期配当（=1単位）実績です。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの1株四半期配当額の10年間推移

ジョンソン・エンド・ジョンソンの連続増配年数は59年

ご覧の通り、ジョンソン・エンド・ジョンソンは毎年コンスタントに増配しています。実に安定しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンはこんなペースで実に連続59年間も増配し続けているのです（2022年現在）。

2012年2月の1株四半期配当額（1単位）は0.57ドルでした。10年後の2022年2月には1.06ドルになっています。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの10年間増配率は1.86倍

10年間の増配率は約1.86倍です。

執筆時現在ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当率は2.50%です。もし同じ増配率でいけば10年後のジョンソン・エンド・ジョンソンのYOCは約4.649%になることになります。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの現在の配当率はやや低めです。人気があって株価が高いからです。また、増配率もそれほど大きくはありません。

よって10年後の期待投資配当率（YOC）も4.649%と、驚くほど高いものではありません。

それでもジョンソン・エンド・ジョンソンの人気が高いのは、60年近くも増配を続けてきた安定性にあるのだと思います。

これからも増配し続ける可能性が、他の銘柄に比べてうんと高いのです。

配当狙いの株式長期投資では、成長性よりも安定性のほうが重視されます。

長期投資では10年後の配当率（YOC）に着目

配当目的で優良企業を長く持ち続けようと考えているかたは、今現在の配当率ではなく、10年後の配当率（YOC）に着目することをおすすめします。

米国株長期投資の銘柄選びの参考になれば幸いです。

ごきげんよう。

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