【米国株】核戦争の可能性も取り沙汰されているが、この世の終わりを考えてもしかたない

かぶとたいぞうです。

昨夜の米国株は最初値上がりで始まりましたが、徐々に上げ幅が縮小し、結局はまた前日より下落して終わりました。

市場開始直後に、ロシアのプーチンが停戦に関して前向きな発言をしたというニュースが流れました。しかし、その後はシリアからの傭兵を受け入れるニュースが入り、停戦に向かう様子はまったくないとの見方に変わりました。



ますます悪化するウクライナ情勢

停戦どころかロシア軍はウクライナの各都市への砲撃を激化し、ウクライナ西部にも侵攻しました。ウクライナ情勢はますます悪化しています。

ロシアのプーチンが度々核に言及しているので、世間では全面核戦争の可能性も取り沙汰されることがあります。しかし、核大国ロシアと同じく核大国の米国の全面的な核戦争が勃発すると世界が滅びます。この世の終わりを考えても、しかたありません。

全面核戦争の可能性

この世に原爆がある以上、全面核戦争の可能性は否定できません。しかし、もし大規模な核戦争が起こると、株式市場のみならず、人類が滅びます。国も無くなり現金も意味をなさなくなります。

核弾頭を積んだミサイルがロシアから米国の各基地などに発射されたら、米国からもロシアの各基地などに同じものが発射されます。米国の基地はヨーロッパにも日本にもありますから、当然攻撃の対象となります。



この世の終わりを心配してもしかたがない

核爆弾が投下された地帯は広範囲に食料も水も核物質に汚染され、人が生きていられなくなります。よほど辺鄙なところに住んでいない限り助からないでしょう。草刈正雄主演の映画「復活の日」では南極にも核ミサイルは飛んできます。

きっとそんなことにはならないと思いますが、そうなることを予測しても意味がありません。心配してもしかたがありません。

文字通り「仕方がない」つまり、逃れようがないからです。

今日のバイデン大統領の重要な発言

今日、米国のバイデン大統領がこう発言しました。重要な発言です。

もしロシアがNATO加盟国を攻撃したら、米国とNATO加盟国はロシアに反撃する。それは第三次世界大戦となる。

しかし、米国とNATO加盟国はウクライナのためにロシアを攻撃して第三次世界大戦をひき起こすことはしない。米国はウクライナには直接手を出さず、ウクライナの領空を直接守ることもしない。



ウクライナのために第三次世界大戦を起こしたくない

簡単に言うと、ロシアがNATO加盟国にさえ手を出さなければ、ウクライナをとっても黙っているという意味なのです。

ウクライナには冷たいようですが、それが米国の判断なのです。ウクライナのために第三次世界大戦を起こしたくないのです。

プーチンもNATOには手を出さないだろう

狂気の沙汰のプーチンでも、NATO加盟国にまでは手を出さないほうがいいという判断はできるでしょう。

この戦争は何らかの形でウクライナが譲歩して終結するのではないでしょうか。



ウクライナ戦争が長引く可能性

ただし、プーチンがかたくななら、米国もヨーロッパ諸国も、ウクライナへの軍事物資を含めた支援は続けると思います。だからウクライナ戦争はしばらく続く可能性があります。

プーチンもロシア兵も戦争に疲れてクタクタになるのを待ってから停戦となる可能性です。

戦争が長引けば経済にはマイナス

西側諸国、ロシア、双方の経済制裁が世界の企業経営や人々の生活にマイナスの影響を与え、しばらくは経済的に不安定な状況が続くかもしれません。

来週以降の米国株も、次々と入ってくるニュースに振り回され一進一退、上がったり下がったりするような気がします。



儲かるのは軍需産業のみ

そして戦争が長引けば長引くほど、景気が悪くなり株価も下がるのではないでしょうか。

儲かるのはロッキード・マーティンなど軍需産業のみです。

ロッキード・マーティンの株価はこのほど史上最高値を更新しました。

ごきげんよう。


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