【米国株】米国株長期投資で配当が増える要素は、安く買うこと、早く買うこと、配当再投資、増配、ドル高

かぶとたいぞうです。

米国株長期投資で配当が増える要素には、少しでも安く買うこと、少しでも早く買うこと、配当再投資、増配、ドル高などがあります。

長期投資の初心者は配当率の高い、いわゆる「高配当株」を狙いますが、「高配当株」は往々にして減配(配当金が下がること)で株価が下って高配当率になっている銘柄が多いです。数年も経てば買った時の株価に対する配当率(YOC)は下がりますから要注意です。減配株には手を出さないほうがいいと思います。



配当が増える重要で影響の大きな要素

結論から言えば、配当が増える要素は、重要で影響の大きな順に

  1. 増配
  2. 配当再投資
  3. ドル高
  4. 少しでも早く買うこと
  5. 少しでも安く買うこと

となります。

少しでも安く買うことはいいことだが

少しでも安く買うことはいいことです。安ければ安いほど多くの株数を買うことができ、配当も増えるからです。しかし株価が下がるのを1年も待って、わずか3%安値で買うなら、少しでも早く買って先に配当をもらったほうが得な場合があります。

しかも1年経っても株価が安くなるとは限りません。



私の苦い経験

私の苦い経験です。5年前。私が本格的に米国株長期投資を始めたころ、米国では「米国株大暴落説」が流行っていました。

「半年以内に株価が大暴落するので、今持っている株をすべて売って現金を用意したほうがいい」と言うのです。

主にジム・ロジャーズとその尻馬に乗って騒いていた自称エコノミストたちです。

まぼろしの株価大暴落説

私は不覚にも影響を受けて買うのを待ちました。しかし大暴落は来ませんでした。

すると翌年にも「米国株大暴落説」が流行りました。そしてその翌年にも。毎年必ず「大暴落が来る」「今年こそ本当に来る」と言われて、その都度そうかもしれないと思いました。



株価暴落を待って5年

私は株価暴落を待って躊躇しながら少しずつ投資したので、結局投資可能資金をすべて株に投下するのに5年もかかってしまいました。

今でも飽きずに「米国株大暴落説」を唱えている人たちがいます。

もしかして私が投資予定額をすべて使い果たした今から本当の株価大暴落が来るのかもしれません。でも株価がピーク時の半分くらいまで下がらない限り5年前の株価には戻りません。

5年前に予定投資額すべてを投じればよかった

今思えば5年前に、せいぜい3回ぐらいに分けてすべてのお金を米国株に投じれば良かったと思っています。

結果的にこの5年間で米国株が上がり続けたから言っているのではありません。この5年間でたとえ米国株が横ばいだったとしても、あるいは多少下がったとしても、配当を考えたら早く買ったほうが得なのです。

何回かシミュレーションをした結果、少しでも早く買うことのほうが、少しでも安く買うことよりも重要だと思いました。



もっと影響が大きいのがドル高

でも、それらよりもっと影響が大きいのがドル高です。

5年前は1ドルが112円でした。買うのを躊躇していたおかげで、ドルがどんどん安くなりました。

そして私がもっとも果敢に米国株を買い増した2年前のコロナショックの前後には、とうとう1ドルが105円まで下がりました。

現在1ドルは117円を超えています。

1ドル105円と117円とでは、毎月入ってくる配当金が円換算でかなり違ってきます。私の場合は、毎月ちょっと贅沢な外食を1回づつしても余るくらい配当額が上がっています。

為替レートはコントロールも予想もできないが

為替レートは株の上がり下がり同様、コントロールも予想もできませんが、配当に大きな影響を与えます。

そして私は今後ますますドルが対円で高くなるのではないかと思っています。日米の金利差が大きくなるからです。

105円と117円の差は11%を超えます。たとえ株価が11%下ってもその時にドルが11%上がっていたら意味がありません。

少し高くてもドルが今以上に上がる前に米国株を買うほうが得なのです。為替レートの影響は大きいです。

まぁ、今のうちにドルだけ買っておいて、米国株が下がるのを待つという手もありますが、思うようにいくかどうかは分かりません。



さらに影響が大きい配当再投資

配当を増やすもっと大きな要素は配当再投資です。もらった配当を使わずに再投資するのです。配当で株を買い足すのです。

今は証券会社の手数料が以前より安くなったので、たとえ少額でもすぐに再投資したほうが賢明です。

配当再投資の絶大な効果については、以前別記事で詳しく書きましたので、そちらを読んでください。雪だるま式に資産がどんどん大きくなります。株数が多くなるので当然配当額ももっと増えます。

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増配はもっとも重要で配当への影響が絶大

最後にもっとも重要で影響の大きい増配について説明します。

先日私の持ち株であるアッヴィが増配しました。私の持ち株を管理しているスプレッドシートに新しい配当金額(1単位=4半期1株配当額)を入力して驚きました。

毎月の受け取り配当額が日本円換算で千円くらい上がったのです。

毎月もらえる配当が千円単位で上がるのはすごくうれしいことです。



何もしないのに配当額が増えていく

株を買い足したわけでも配当を再投資したわけでもありません。何もしていないのに配当が勝手に増えたのです。

今年だけではありません。去年も一昨年も配当額が増えているのです。

下はアッヴィの過去10年間の1単位=4半期ごとの配当額の変化です。細かいことを気にせずに、右の数字の変化だけ見ていってください。

アッヴィの過去10年間の配当額推移

Date Dividends
Jan 13, 2022 1.41 Dividend
Oct 14, 2021 1.3 Dividend
Jul 14, 2021 1.3 Dividend
Apr 14, 2021 1.3 Dividend
Jan 14, 2021 1.3 Dividend
Oct 14, 2020 1.18 Dividend
Jul 14, 2020 1.18 Dividend
Apr 14, 2020 1.18 Dividend
Jan 14, 2020 1.18 Dividend
Oct 11, 2019 1.07 Dividend
Jul 12, 2019 1.07 Dividend
Apr 12, 2019 1.07 Dividend
Jan 14, 2019 1.07 Dividend
Oct 12, 2018 0.96 Dividend
Jul 12, 2018 0.96 Dividend
Apr 12, 2018 0.96 Dividend
Jan 11, 2018 0.71 Dividend
Oct 12, 2017 0.64 Dividend
Jul 12, 2017 0.64 Dividend
Apr 11, 2017 0.64 Dividend
Jan 11, 2017 0.64 Dividend
Oct 12, 2016 0.57 Dividend
Jul 13, 2016 0.57 Dividend
Apr 13, 2016 0.57 Dividend
Jan 13, 2016 0.57 Dividend
Oct 13, 2015 0.51 Dividend
Jul 13, 2015 0.51 Dividend
Apr 13, 2015 0.51 Dividend
Jan 13, 2015 0.49 Dividend
Oct 10, 2014 0.42 Dividend
Jul 11, 2014 0.42 Dividend
Apr 11, 2014 0.42 Dividend
Jan 13, 2014 0.4 Dividend
Oct 10, 2013 0.4 Dividend
Jul 11, 2013 0.4 Dividend
Apr 11, 2013 0.4 Dividend
Jan 11, 2013 0.4 Dividend


毎年コンスタントに増配

毎年コンスタントに配当が増えているのが分かります。たまに年に2回増配していることもあります。

10年前の1単位が0.4ドル、今年1月の1単位が1.41ドル。なんと10年間に配当が3.5倍以上増えているのです。アッヴィはこんなことを50年以上もやり続けているのです。

だからウォーレン・バフェット氏も買うのです。



連続増配株はアッヴィだけではない

アッヴィだけではありません。私の持ち株はGISをのぞいてすべて連続増配株なのです。

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GISも以前は連続増配していたのですが、最近は増配したりしなかったりです。でも減配になったことはありません。

まとめ

もし老後資金を米国株に投じて、将来は株の配当で生活しようと思うなら、銘柄選びでもっとも重要なことは連続増配株を選ぶことです。

黙っていても配当額が増え続けます。黙っていても支給額が減り続ける年金とは大違いです。

次に大事なことは、なるべく配当を再投資することです。私は65歳になるまでは配当を再投資するつもりです。そのために60歳から繰り上げで年金を受給したのです。

【かぶとたいぞう有料ノート】

その次に大事なことは、為替レートですが、これは自分ではコントロールできません。コントロールできるのはその次の「なるべく早く買うこと」です。

株が上がるか下がるかは誰にも分かりませんから、最後の「なるべく安く買うこと」は、なかなか実現しないかもしれません。値下がりを長い間待つのはかえって損をする可能性があります。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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