かぶとたいぞうです。
ロシアがウクライナ東側の親ロ地域の独立を宣言し、同時に「平和維持軍」を派遣しました。
事実上の侵攻ですが、表向きは新たに独立した国からの支援要請に応じて「平和維持」のために軍隊を派遣したということになっています。「平和維持軍」は敵(ウクライナ)からの攻撃を抑止することが目的であって、攻撃を目的とするものではないとも言っています。
「平和」とは
いつの時代もそうですが、「平和」のために侵攻し、「平和」のために戦争し、「平和」のために核兵器を落としたり、皆殺しにするのです。「平和」とはそういうものです。
「平和」とは戦争の口実のためにある言葉であり、もし本当に世の中に争いが無ければ、「平和」なんて言葉すら生まれなかったと思います。
今後のウクライナ情勢
さて、今回のウクライナ情勢。今度はどうなるのか。
私は、このままロシア軍がウクライナの東側地域に駐屯し続けて、しばらくは何事もなく膠着すると思います。
米国は今回、派兵しないと言っています。ロシアもこれ以上の経済的制約は望まないと思います。
ロシアの狙い
ロシアの狙いはNATOがロシアに迫ることを避けることですから、これで一応の目的達成になったのではないでしょうか。今はこれ以上動く時ではないと思います。
NATOに加盟する欧州諸国も戦争は望みません。ドイツなんかは明らかに迷惑がっています。フランスもやる気はありません。
落しどころ
ロシアも米国も、欧州諸国も、この辺がいい落としどころだと思っているのではないでしょうか。
プーチンも国内の面目を保てるし、バイデンもウクライナ東部の親ロ派地域への経済制裁くらいに留めれば、大事に至らず、一応やった感を出せるのではないでしょうか。
まぁ、世の中は何が起こるか分かりません。私ごときの予想が当たるとは思いませんが、でも常識的に考えれば、そうなるような気がします。
ひと波乱
ただ、すんなりそうなるという意味ではありません。結果的にそうなるというだけで、その前にひと波乱あるかもしれません。
ウクライナは大げさなファイティングポーズを取るでしょう。米国も少しは格好をつけるために攻撃的な素振りを見せるかもしれません。軍需産業はこういう機会を狙って増産したいはずです。
報道は大きく報ずる
それらの動きを、例によって報道が大袈裟に報ずれば、株価も国際為替相場も動きます。
だから、結果はそのまま膠着するとしても、その前に緊迫したシーンが何回か起こり、その度に米国株も(もちろん日本株もですが)円・ドル相場も大きく上がったり下がったりする可能性があります。
今週の米国株式市場にひと波乱あり
昨日はワシントン・デーで米国株式市場は休場でした。今日から始まる今週の米国株式市場には、ひと波乱ありそうな気がします。
もちろん私は虎視眈々と株価をにらみ、狙いの銘柄が下がったら買うだけです。
一つ心配なのは、ファイティングポーズや素振りが本当の戦争を引き起こしてしまうことがたまにあります。それだけは避けて欲しいと心から念願いたします。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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