かぶとたいぞうです。
ウクライナ情勢の緊迫で昨夜の米国株は先週に引き続き下がりました。
昨夜のNYダウの下落率は1.42%と、1日の下げ幅としてはそれほど大きくはありません。
連日の下落で
しかし先週から毎日連続で下がったので、終値はとうとう3万4千ドルを大きく割り込み、33,596ドルまで下がりました。
3万3千ドル台まで下がったのは、昨年の6月以来です。
この1年間のNYダウの値動き
「塵も積もれば山となる」で、毎日少しずつ下がれば全体として大きく下がるものです。
さて、気になるのはウクライナ情勢です。
ウクライナ情勢
バイデン米大統領がウクライナ東部地区の関係者にのみならず、ロシアの金融機関とエリート高官にも経済制裁を発動したのは少し驚きました。
また、それに先立ってドイツがロシアとの新しいガスパイプライン「ノルドストリーム2」の認可手続きを停止すると発表したのも驚きでした。
各国ともロシア制裁に足並みを揃える
英国、カナダなどもロシアに対する少し踏み込んだ経済制裁を発表しています。申し合わせたかのように各国のロシアへの経済制裁の足並みは揃っています。
ただ日本だけは、どういうわけかウクライナ東部地区に限定した経済制裁しか発表していません。ロシアへの忖度、今後の関係を考慮したスケベ心が働いたのでしょうか。あるいは西側諸国の申し合わせに加えてもらっていないのでしょうか。
追記)ロシア政府が発行するソブリン債(国債とそれに準ずる債券)の日本での新規発行・流通の禁止が発表されました。
ロシアへの経済制裁は限定的
ただ、専門家によると、ロシアはこんなこともあろうかと予め外貨や金(ゴールド)を十分に蓄えていたらしく、それほど大きな制裁効果はないらしいです。
バイデン米大統領にしても、今秋の中間選挙を睨んで、できる限りの点数稼ぎをしたのかもしれません。
ロシアはこのままウクライナ東部地区に留まって膠着
だとしたら、この程度の経済制裁は想定内です。ロシアはこのままウクライナ内部には侵攻せず、「独立」宣言した東部地区に留まって事態は膠着するのではないかと思います。
とはいえ、これからも一筋縄では行かない展開があるかもしれません。もうしばらくの間は突発的、散発的な「事件」が起き、米国株も円・ドル相場も乱高下するのではないかと思います。
下がってほしい
私が現在狙っているペプシコもP&Gもぜんぜん下がっていません。乱高下のどさくさに紛れて大きく下がってほしいです。
業績が良いにも関わらず、このような世の中の混乱に影響を受けてバリュー株が下がる時は、絶好の買い場なのです。
下がったらもちろん買います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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