かぶとたいぞうです。
私は28歳で独立して会社を作りました。
私の夢は、自分の会社を社会に貢献できる大きな会社にすることでした。
私は人を育てることがあまり上手ではなかった
でも私は人を育てることがあまり上手ではありませんでした。何回も失敗しました。
そこで、私よりも優秀な管理者を採用して、人を育てることを任せようと考えました。
私の部下を作るのではなく、私よりも優秀な人を採用して、仕事も社員も任せようと思ったのです。いずれ私の後継者になるような人です。
優秀な人を採用するのにお金を使った
私は自分自身で稼いでは、次々と優秀な人を採用しました。自分の稼ぎで足りない分は、銀行からお金を借りてでも人を採用しました。
会社の運転資金や設備投資などでお金を借りたことはありませんが、人材の採用にはけっこうお金を借りました。人材こそが会社の財産だと思ったのです。
うまくいかなかった
しかし、やっぱりうまくいきませんでした。優秀な人ほど独立していきました。私に徳が無かったからだと思います。
組織作りに何回も失敗し、どうあがいても自分では会社を大きくすることができないと悟った私は、途中から個人プレーに徹しました。そして今まで無理な採用と高額給与のために作った借金をすべて一人で返しました。
会社創立30年の節目に黒字解散
借金が無くなったあと、経営は楽になりましたが、後継者がいないので会社創立30年の節目に、会社を黒字解散しました。
会社を解散する前に思いました。
誰か若くて優秀でやる気のある人がいたら、会社をそっくり譲ってもいいと。
若くて優秀な人がいたら、会社をそっくり譲りたい
その場合、私は下手に会長とか相談役とかに留まらず、あっさりと退いて、少額の配当さえ貰えればいいと思いました。
資本金は1千万円でしたが黒字だったので純資産は2千万円ほどありました。株主は私一人でしたので、年に純資産の3%、60万円、月額にして5万円くらいの配当をずっと貰えればそれでいいのです。
後継者が会社を大きくしてくれるかも
会社が存続するだけで嬉しいし、もし後継者が会社を大きくしてくれれば私の夢も叶います。会社が上場すれば株価も上がり、いずれ配当も増えるかもしれません。
しかし会社を継いでくれる人はいませんでした。
会社を解散して米国株長期投資を本格的に始めた
会社を解散した後、私はひとりで株を始めました。株は前からちょびちょびやっていましたが、会社を整理してまとまったお金が手に入ったので、そのお金を元手に米国株長期投資を本格的に始めたのです。
株は会社経営と違ってすべて1人でできるので気楽でした。
ふと気づくと
それから何年か経ってふと思いました。
よく考えれば、今の私は優秀な経営者を雇って働かせているオーナーなのです。しかも複数の会社を所有しているのです。
私自身は何もしていないのに、私が株を保有する各会社から出資額の3%程度の配当を得ているのです。
いずれも世界有数のトップ企業ばかり
今の私は、そんな会社を何社も持っているのです。
しかも、いずれも世界有数のトップ企業ばかりです。
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自分の会社を大きくすることを諦めたおかげで
私は自分の会社を大きくすることを諦めたおかげで、知らないうちに自分の本当の夢を実現していたのでした。
めでたし、めでたし。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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