かぶとたいぞうです。
リタイアするのにいくらお金が必要かという議論がありますが、結論から言えばそれほどお金は必要ありません。
暇を楽しむのに必要な最低限のお金さえあればいいのです。
贅沢をすれば、お金がいくらあっても足りない
豪華なホテルに泊まるような旅行に行ったり、レストランや料亭で美味しいものを食べたり、高いお酒を飲んだり、高価な服やアクセサリーを買ったり、趣味の高い道具を揃えたり、そんなことをすればお金がいくらあっても足りません。
お金を使わない生活をすれば、お金はそれほとかからない
毎日散歩して、季節を感じて、爽やかな風に吹かれて、美味しい空気を胸いっぱいに吸い込んで、市場で旬の安い食材を買い、自分で楽しく料理を作って、安くても美味しいお酒を自宅で飲んで、園芸や釣りなど、お金のかからない、むしろ収穫となるような趣味に興じる。そんなことばかりしていれば、お金はそれほど必要ないのです。
暇を楽しめるかどうか
要は暇を楽しむことができるかどうかにかかっているのです。
以前私がパタヤで何ヶ月も安いアパートに住みながら暇を楽しんでいた時、日本から観光でパタヤを訪れた知人の社長が私に言いました。
「そんな、毎日散歩とか自炊とかして、よく飽きないですね。私なら退屈で3日ともちません」
パタヤに観光で来た知人の毎日
その社長は年に何回か日本からパタヤに遊びに来て、毎日朝からゴルフをして、その後決まって2時間マッサージをして、その後は日本食レストランで食事をしてからagogo(ゴーゴーバー)などに行くことが日課なのです。そして1週間くらいで日本に帰るのです。
その社長がやっているのは観光なのです。だからそれでいいのです。
パタヤでリタイア生活している私の毎日
私がやっているのはリタイア後の生活です。社長とはまったくスタンスが違うのです。
私は毎日パタヤビーチを歩いて、地元の人やいろいろな国からやってきた観光客の人たちの様子を観察したり、ビーチで売り歩く行商人の行動を観察したり、そんな事をしているだけで充分楽しいのです。
なにげない日常を楽しむ
地元の市場へ行って、季節ごとの野菜や果物の相場を調べたり、どこの市場が1番安いか比べたり、安いのを一つ買ってみて自宅アパートで料理して食べてみることが楽しいのです。
今私は那覇に住んでおりますが、やっていることはほぼ同じです。
足ることを知り、暇を楽しめばお金はそれほど必要ない
私と同じように、そういうことを退屈とは思わずに、むしろ楽しめるタイプの人なら、早期リタイアは可能です。
足ることを知り、暇を楽しめる人ならリタイア生活にそれほどのお金は必要ないのです。
札幌でもパタヤでも那覇でも1ヶ月7万円〜10万円くらいあれば充分生活できます。相応の不労収入なり十分な貯金なりがあれば、思い切ってリタイアしたほうがいいと思います。
早期リタイアを困難にするもの
ただし、お金のかかる親や子供、パートナーなどがいる場合は、早期リタイアは困難になります。いくら自分が節制生活を楽しんでも、自分以外の人にお金がかかってしまいます。
特に伴侶、パートナーが贅沢に慣れきってしまった人の場合、生活レベルのグレードダウンは難しいかもしれません。
「せめて」が恐ろしい
「せめて住む家やホテルだけはレベルを下げたくない」
「せめて月に1度は外食したい」
「せめて酒ぐらいは安いのは飲みたくない」
「せめてたまには温泉旅行に行きたい」
「せめて車だけは手放したくない」
「せめて」がどんどん「攻めて」くる
「せめて美容院、化粧品、服、持ち物、などのグレードは下げたくない」
「せめて習い事だけは続けたい」
「せめて同窓会には毎回出たい」
「せめて冠婚葬祭だけはケチりたくない」
「せめて」が重なって、それだけで1ヶ月30万円くらいかかります。老後破綻の典型です。
パートナーで早期リタイアのハードルが決まる
そんな適応能力のないパートナーにはよく言って聞かせて、それでもだめなら早めに縁を切ったほうがいいかもしれません。
逆に、独り者だったりパートナーに恵まれている人なら、早期リタイアのハードルはぐっと下がります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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