かぶとたいぞうです。
日本はご承知のように急速に少子高齢化が進んでおります。
少子高齢化が急ピッチで進む理由は生まれてくる子供の数が少ないこともあります。しかしそれだけではありません。日本人の平均寿命が伸びていることも大きいのです。
1900年の平均寿命は45歳、平均年齢は27歳
1900年の日本人の平均寿命は45歳で、平均年齢は27歳でした。
2016年の日本人の平均寿命は84歳で、平均年齢は47歳です。
1900年というのは明治時代の中ごろです。もしあなたがタイムマシンに乗って1900年にワープしたら、見る人見る人みんな若い人ばっかりで驚くことでしょう。
何が平均寿命を押し上げたのか
1900年当時と今とで平均寿命が2倍近くも違う大きな原因は何か。当時と今とでは何がいちばん変わったのか。
多くの人は、医療が進歩したからと答えるでしょう。もちろんそれも大きいとは思いますが、私は食事の質が上がったことが一番大きな要因だと思っております。
現代の日本人はいいものを食べている
現代の日本では、ほとんどの人がある程度栄養のバランスのいい食事を摂ることができます。
明治中期の庶民はせいぜいご飯と漬物ぐらいしか食べてなかったのではないでしょうか。米すら食べられなくて麦飯を食べていた人も多かったはずです。
明治中期の庶民が現代の日本人の食事を見たら
当時の庶民が逆にタイムワープして現代の日本に来たら、毎日が盆と正月に見えるでしょう。現代人はそれほど栄養のあるバラエティ豊富な食事をしているのです。
ただし、現代の日本に暮らしていながら、毎日カップラーメンばかりなど粗末な食事しかしていない人も相当数いて、そういう人は早死(はやじに)するのではないかと思います。
水戸黄門の食事
明治時代よりもっと昔の江戸時代初期。「水戸黄門」で知られる水戸光圀は73歳まで生きました。
当時の統計的データは見当たりませんが、おそらく江戸時代初期の日本人の平均寿命は明治中期の45歳よりもっと若かったはずです。73歳の長寿は驚異的だったにちがいありません。
この水戸光圀、実は食通で通っており、ウィキペディアによると日本の歴史上、最初に光圀が食べたとされるものには次のものがあります。
- 餃子
- チーズ
- 牛乳酒
- 黒豆納豆
ニンニクも食べていた水戸黄門
光圀はラーメンも好きで、中華麺をもとに、麺の作り方や味のつけ方を研究し、自分の特技としてラーメンを作っては家臣に食べさせたそうです。出汁は長崎の出島から取り寄せた豚肉からとり、薬味にはニラ、ラッキョウ、ネギ、ニンニクを使ったそうです。
「古来、日本人はニンニクを食べない」と言われていますが、水戸黄門はニンニクを食べていたようです。
水戸黄門は肉もワインも好きだった
また、光圀は肉食が忌避されていたこの時代に、5代将軍徳川綱吉が制定した生類憐れみの令を無視して牛肉、豚肉、羊肉などを盛んに食べていたようです。
ワインも愛飲しました。
北海道の鮭も好物であり、特に鮭のカマとハラスが好きだったようです。
どうですか。まるで現代のグルメと同じじゃないですか。
水戸黄門の時代の医療レベル
光圀の生きていた時代は明治中期よりさらに医療のレベルは低かったはずです。私が長生きの第一の要因が医療の発達ではなく食事のレベル向上だと思う由縁です。
現に今でもアフリカなどの貧しい国では栄養不足で早く亡くなる人が多いと聞きます。医療が行き届かないからとの指摘もありますが、医療以前に食べられないのです。
まさか90歳まで生きるとは思わなかった
現代の日本では長生きする人が増えています。私の母も90歳になりますが「まさか90歳まで生きるとは思わなかった」と言っています。
母も昔から食べることが好きで、食に対する好奇心は旺盛でした。日本人の場合特に女性の平均寿命が長いのは、女性のほうが美味しいものを食べたいという欲求が強いからではないかと思うのです。
いいものを食べるのにもお金が必要
美味しいものを少量食べて楽な生活をすれば誰でもある程度は長生きできるかもしれません。
私も母にあやかって90歳まで元気に生きるかもしれません。
でも、そのためには経済的余裕が必要です。
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自分が何歳まで生きるか分からない時代。使えば無くなる貯金よりも、死ぬまで配当をもらえる株式の長期投資を私が読者の皆さんにおすすめする理由は、そこにあります。
現代の日本では、それほどたくさんお金をかけなくても江戸時代初期の水戸黄門が食べたものと同等、あるいはそれ以上のごちそうを毎日食べることができるのです。
自分で料理を作る気持ちと能力さえあれば。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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