かぶとたいぞうです。
米国株は今年(2018年)の2月にいったん安くなりましたが、その後は高値が続いています。もう少し安くなったら大量に買おうと、手ぐすねをひいて待っていましたが、なかなか安くはなりません。いったい、いつになったら買い場が来るのでしょうか。
リーマンショックから10年。みんな暴落を待っているがなかなか来ない
各方面いろいろな方が米国株暴落説を唱えるので、私も千載一遇のチャンスを待っていましたが、暴落はなかなか来ません。今年はちょうどリーマンショックから10年の節目に当たるので暴落説が出やすいだけのような気もします。そもそも予想や予測が当たったためしはありません。
暴落が来るか来ないかはさておいて、米国株を買う「タイミング」について考察したいと思います。
そもそも株はタイミングで買うと失敗する
昔から株はタイミングで買うと失敗すると言われています。私の師匠であるベンジャミン・グレアム氏も「上がるか下がるかを予想して、上がるタイミングで買う。多くの人がこれをやり、予想が外れて失敗する」と言っています。
私はグレアム氏のすすめる「プライスィングによる買い方」を実行しています。これはターゲットとなる銘柄ごとに自分で財務分析をし適正株価を算定して、それ以下だったら買う、というやり方です。今が適正株価より安ければすぐ買いますが、高ければ適正株価以下になるのを待ちます。
今現在、私が算定した適性株価を下回っているのはPM(フィリップモリス)ですが、買いすぎたので少し様子をみています。
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この方法も安くなる時を待つので、「タイミング」と言えるかも知れません。でも大きく違うのは、趨勢を予想して買うのではなく、適正株価という根拠に基づいて買う点です。
ドルコスト平均法は株価の高い低いに関係なく、毎月1日にとか、4半期ごとにとか、半年に1回とか決めて、その日に迷わず買うというやり方です。投資する額が一定なので、株価が高ければ買える株数が少なくなり、株価が安ければ多くの株数が買えます。
この方法は「安い時には多く、高い時には少なく」買うことになり、自動的に機会損失を防ぐ機能が備わった優れものです。日本円で投資するならドル相場による損失も考慮して「円コスト平均法」も一考の価値があります。
ドルコスト平均法は株価が逓増すると必ずうまくいく
ドルコスト平均法は株価が次第に上がっていく場合、必ずうまくいきます。そして、米国株式市場の歴史を見ると、株価は紆余曲折しながらも必ず上がってきました。過去のどの時期でも、長く保有すればドルコスト平均法は必ず利益が出ます。
だから何も考えずに愚直にドルコスト平均法を行なえばいいのかもしれません。でも私にはたった1つひっかかることがあるのです。それは、
- 今の株価が「割高過ぎる」ことはないだろうか
という懸念です。
ベンジャミン・グレアム氏も「高い時には買わない」と言っているし、バフェット氏も買うときは「割安か」がポイントだと言っています。
でも、今が「割高か」「割安か」を判断するのは今後の株価次第なのです。いくら高くても、今後益々上がれば、今は「割安」だし、今後株価が下がれば今は「割高」なのです。
1929年の大恐慌の時は、暴落前の株価まで回復するのに20年もかかっています。もし同規模の暴落が起きた場合、私の年齢だと株価が回復する前に死んでしまうかもしれません。
若い人ならドルコスト平均法でも生きているうちにプラスに転じるだろうと思います。
結局株を買うタイミングなんて誰にも分からない
はっきり言って判断は難しいです。簡単なら誰でも株式投資で成功して億万長者になっているはずです。
私は株価がもう少し下がるのを待ちます。でも下がらない場合は適正株価に近い「割高」でない株から買っていきます。機会損失を避けるため、いっぺんには買わずに少しずつ買おうと思います。来年いっぱいまでかけて均等に買っていきます。その途中で暴落があれば、投資可能な資金をすべて突っ込んでチャンスを掴みにいきます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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