かぶとたいぞうです。
ネットニュースを見ていたら、「娘が刺青を入れた彼に会ってくれと言ったが会わなかった」という誰かのブログが賛否両論のようです。
私も刺青を入れた男とは会いません。たとえ娘の結婚相手でも。
別に娘の彼氏でなくても、普通に刺青を入れた人とは付き合いたくありません。一緒にもいたくないです。
老若男女かかわらず、刺青を入れた人はダメです。
刺青を見ただけで付き合いをやめる
以前、居酒屋で仲良くなった人がいて店ではよく話しました。気さくで感じのいい人でした。
ある暑い日に、彼は半そでのシャツを着ていたので刺青が見えてしまいました。それ以降私は彼とは話していません。彼も私がなぜ話しかけないのかを察して彼のほうからも私に話しかけません。
私は刺青が怖いわけではありません。私の子供の頃は、周りの人が刺青だらけだったので慣れています。いつも行く銭湯では、刺青の入っていない人のほうが少なかったぐらいです(札幌市東区、現在の東区役所付近)。
刺青が怖いのではなく、刺青に強い嫌悪感があるのです。
娘が刺青を入れた男と結婚するのはかまわない
結婚は本人同士の意志で行なうものです。日本の法律では、結婚は当人同士の意思だけで成立します。親の許可なんて要りません。
自分の娘が刺青を入れた男を好きになり、その男と結婚するならそれはそれでいいです。私がその人と結婚する訳ではないのですから。
でも私はその刺青男とは話をしないし一緒にいることもありません。結婚式に呼ばれても行きません。別に娘とは親子の縁を切るわけではないです。娘の亭主と付き合わないだけです。娘とも孫とも会います。
娘が「私の旦那に会わないのなら親子の縁を切ったのも同然だ」と言うなら仕方ないです。どう言われても刺青の入った男とは会いません。
娘も刺青男と結婚するならそれなりの覚悟をしなければなりません。
「そうかそうか、刺青を入れていても根のまじめな人はOKだね」なんてことは言いません。本心ではないですから。
それでもその男が好きで結婚するなら、娘の判断を尊重します。
*ちなみに私の娘はごくまじめな刺青の入っていない男性と結婚して幸せに暮らしています。
刺青を毛嫌いするのは差別ではない
刺青を入れるのは本人の意思です。無理やり入れられたわけでないのなら、本人が入れたくて入れたのです。だから刺青を入れた人を嫌うのは「いわれのない差別」ではありません。
いわゆる「(いわれのない)差別」とは、人種、性別、身分、出身や門地、生まれながらの障害や病気、身体的特徴、など、本人の自由意志によらないもの、本人の努力では解決できないもの、そもそも差別されるいわれのないもの、社会の都合で「悪」とか「下」と決め付けられたようなもの、に対する行為です。「差別」は恥ずべき行為です。
刺青を入れた人を嫌うのは「差別」ではありません。好き嫌いの問題です。
刺青を入れるのは「残念な行為」
刺青を入れることは私にとって「残念な行為」でもあります。せっかくいい人なのにどうして刺青なんか入れたのか、という行為です。
以前気に入った外国の女優さんがいて、純真無垢な感じが好きだったのですが、その女優さんにも刺青が入っていて幻滅しました。どうして刺青なんて入れたんだろうと思ってとても残念でした。刺青を入れたために役柄が限定されます。
刺青を入れるのも自由だし、刺青を入れた人をカッコ良く思うのも自由です。でも、刺青を嫌うのも自由ではないでしょうか。
タイには刺青TATOOを入れた人がたくさんいる
タイ人には刺青を入れた人がけっこういます。刺青がひとつの文化にもなっています。通りには刺青屋が軒を連ねています。刺青を入れた人に対して違和感があまりありません。刺青を入れているからといってそれが脅威にはなりません。普通の感じです。
でも、タイには刺青を入れていない人もたくさんいます。
私がパタヤでいつも仲良くしているタイ人はみんな刺青を入れていません。みんなまじめに会社勤めをしている人たちです。
私はそういう人たちと酒を飲みたいのです。そういう人たちと話をしたいのです。私もそういう人だからです。
刺青さえ入っていなければ
娘の結婚相手が「根のいい人」で、「本当はいい人」だとしたら、とても残念です。刺青さえ入っていなければ一緒に酒を飲んで人生を語りたいものです。娘が好きになった男だから「いい男」に決まっています。
「刺青さえ入っていなければ」です。
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追記)コメントに関して
ここから先は2019年10月22日早朝に追記したものです。
2019年10月20日にこの記事を投稿しました。翌日、グールグニュースに掲載されたことがきっかけとなり、大勢の方に読んでいただく機会を得ました。
このブログには珍しく、多くのコメントが寄せられました。今のところコメントは全て私が書いたことに対する反対の意見やご批判でした。
刺青問題に関心のある方が多いことを知りました。刺青反対に対する反対が多いことも知りました。
私がこの記事で展開した「刺青は嫌い」「刺青を嫌悪する」「刺青はダメ」という考え方に反対の意見を持っている人が多いこと、私の考えに対する批判が多いことを素直に受け止め、頂いたコメントは全て手を加えずにそのまま掲載させて頂きました。
このブログを訪問してくださった読者のかたがたの参考になると思ったからです。コメント欄はこのページの下のほうにあります。
しかし、その後もコメントが続き、口汚く批判する内容のコメントも来るようになりました。コメントを頂くのはありがたいことですが、乱暴な表現や感情的なコメントは読者の方々にも不快であり無益だと思いました。
そこで、このページにも明記してありますコメント掲載ポリシーに準拠して
- 過度に攻撃的な表現や内容を含むもの
- 管理人の常識と良識に照らし合わせて、掲載するべきではないと判断したもの
は掲載せず削除することにしました。
また、ご質問の形式で頂いたコメントにはお答えいたしません。私の回答が新たな批判や反論を生む可能性があるからです。この場を論戦の場にはしたくはありません。
このブログは私の(独断と偏見に満ちた)持論を展開する場です。読んでいただいて参考にして頂くのも結構ですし、ご批判いただくのも結構です。それに対していちいち回答も反論も致しません。あしからずご理解ください。
追記終了。
ごきげんよう。
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「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報
好き嫌いは自由だと思いますが。
会う会わないは器の小ささですね。
のび様
恐れ入りました。
早く器の大きい人に成れるよう精進します。
無理に付き合ってもらわなくて結構です。
貴方は自ら刺青を入れるなんて勿体ないと言いますが、私からしてみれば刺青云々でその人を拒絶し自分に良くしてくれた人まで拒絶するなんて貴方の人間関係、勿体ないですね。
「好きになるのも自由なら嫌いになるのも自由」これはとても理にかなっていると思います。
純粋な疑問ですが
私はそこまで何かを嫌悪したことがないので分からないのですが…
タトゥーが入った方に何かされたんですか?それともそういった教育を受けられたのですか?
負の感情があまりにも強い印象を受けました。
好き嫌いを口に出して簡単に言えてしまうアナタは恐ろしいですね。
なかには、意味を込めて自分の体に刻んでる人もいるのにそれを残念な行為って言ってしまうのが残念な気がする。
何故 Tatoo を 入れた……….それだけで 人格 を 決めつけて しまうのですか ⁉ 一生 心に 刻みたい 想いを 込めて 入れる 人 も 多いと 思いますよ❕
各位。
行蔵は我に存す。
どう評価されても結構です。
ひとつひとつにお答えする気はありません。
皆さんのコメントが礼儀正しい文体できちんと書かれていましたので全て掲載させていただきました。
今後も正しい文章であれば賛否問わず掲載させていただきます。
かぶとたいぞう拝。
ご返信ありがとうございます。
出来れば私の投げかけた質問にお答えいただきたかった。
自分がこう思っているという。
主義主張を載せるのは簡単ですが、何故その考えに至ったのか、そちらの過程を説明するのは少しハードルが高いですよね。
そこがあるかないかでは理論の質が大幅に変わると思います。
このままですと理論の形骸化です。
勿論、こちらは掲載しなくて結構です。
私は貴方を誹謗中傷したい訳ではありませんから。
それではごきげんよう。