かぶとたいぞうです。
今日は私の人生に大きな影響を与えた、絶対おすすめの映画10作品をご紹介します。どれもレンタルビデオなどで気軽に手に入るものばかりですので、機会を作ってぜひご覧ください。
1.南極料理人
ご覧になった方も多いと思います。私はもう20回以上見ました。
原作は北海道出身の西村淳氏。料理人役(=西村 淳役)は大ヒットテレビドラマ『半沢直樹』でブレークする前の堺雅人。隊長役のきたろうが放つ「ぼくの体はラーメンでできているんだ」は至言。思わず「そのとおり」とうなずき、ビデオを一回止めて、ラーメンを作ってしまいます。
面白映画のジャンルですが、考えさせられる場面が多く、見るたびに新しい発見があります。
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2.ラーメンガール
ラーメンねたが2つ続くと、「どんだけラーメンが好きなんですか」と言われそうですが、こちらも面白い。
西田敏行がラーメン屋のおやじ役で日本が舞台なのですが、ハリウッド映画です。
ラーメン修行をするアビー役、ブリタニー・マーフィがとってもかわいい。惜しいことに亡くなりました。
おかみさん役の余貴美子もいい味を出しています。
考えされられる要素がいっぱい詰まった娯楽映画です。
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3.映画「深夜食堂」「続深夜食堂」
これはあまりにも有名なので、私のブログで取り上げる必要はないと思いましたが、いちおう載せました。
映画以前にマンガとテレビドラマが傑作です。劇場版は2本作られましたが、どちらも面白いです。
小林薫演じるマスターもいいですが、常連の「チューさん」(不破万作)がいい味を出しています。どことなく懐かしい。しばらく「チューさん」に会ってないなぁ、と思うたびに、またビデオを見てしまいます。こんな居酒屋があったら毎日行くでしょうね。
テレビドラマの新シーズン(第5部)の開始が待ち遠しいです。
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4.初恋のきた道
言わずと知れた張芸謀(チャン・イーモウ)監督の名作です。「紅いコーリャン」で以前から知っていましたが、初恋のきた道はまた違った新鮮な印象を与えてくれました。
母親役として、しわくちゃばーさんが出てくるのですが、ばーさんの若いころの役を演じる章子怡(チャン・ツィイー)が実にかわいい。あの汚いばーさんが若いころはこんなにかわいかったのか、と驚きます。
中国映画なのですが、なんとなく懐かしい感じがします。
私の母ももう88歳、こんな感じの親孝行ができたらいいなぁと思います。
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5.恋はデジャ・ブ
この映画はいわゆる「コメディ」のジャンルなのですが、実に深い。何度も何度も見ました。何回も泣きました。
私の人生観にそうとうな影響を与えた作品です。まだご覧になっていない方は、生きているうちに1度は見ておいたほうがいいです。絶対におすすめします。
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6.バグダッド・カフェ
初期のころのミニシアター系映画なので、映画好きの人は見ていると思いますが、ロードショー系の映画しか見ない人は知らないかもしれません。
でもジェヴェッタ・スティールが歌うテーマ曲「コーリング・ユー」が大ヒットしたので、歌だけ知っている人は多いかもしれません。
不思議なストーリーです。社会派です。主人公は太った中年のドイツ人女性。旅先のアメリカで夫と喧嘩して車を降り、そのまま砂漠の中にぽつんと立つカフェで働きながら新しい人生を始めます。
醜く太った中年女性が、みるみるうちに輝きを取り戻し、カフェで大人気者になる様子は見ていて嬉しくなってきます。
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7.ホタル
私は高倉健の大ファンで、主演する映画はすべて見ています。さきほど紹介した張芸謀(チャン・イーモウ)監督の単騎、千里を走るも好きですし、幸福の黄色いハンカチ、海へ 〜See you〜、駅 STATION、遺作となったあなたへ、あげればきりが無いですが、今日ご紹介するのはホタルです。
「鉄道員〈ぽっぽや〉」の降旗康男監督と高倉健が再タッグを組んだ社会派人間ドラマです。
特攻隊の生き残りで細々と漁師をする主人公役は高倉健。支える妻役に田中裕子。よみがえる第2次大戦の思い出。物語は思いもよらぬ展開に発展していきます。
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8.人魚伝説
宮谷一彦原作の小説を映画化した、実にすさまじい社会派映画です。
この映画が今でも存在し、アマゾンやレンタルビデオ店で手に入ることを考えると、日本もまだ言論の自由が保障されていることを実感します。
原発とその背後の利権がいかに汚く、むごたらしいものであるかを暴いた作品でもあります。
原発利権に集まるウジ虫みたいな悪い奴らと、その上前をはねる政治家。その悪い奴らに夫を殺された女性のすさまじい怒り。
悪いやつらを次々とめった刺しにする様子はむしろすがすがしく、感動すらします。
ラストシーンがすばらしく、最後に涙が出ます。その描写は「蜘蛛女のキス」のラストシーンにも似ています。
必ず見たほうがいいです。こういう映画を知らない人には絶対にお勧めします。
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9.羅生門
芥川龍之介の短編小説 『藪の中』と『羅生門』が原作。監督は黒澤明。主演三船敏郎。共演京マチ子、森雅之、志村喬。1950年の白黒作品です。
黒澤映画はほとんど見ており、生きる、静かなる決闘、赤ひげ、夢、など、おすすめはたくさんあるのですが、今日は羅生門をご紹介します。
立場によって話はまったく違うということを教えてくれる映画です。
たとえば、離婚した2人にそれぞれ話を聞くと、まったく違う話を聞かされますね。
奥さんの話を聞くと、亭主がいかに不まじめで、浮気もので、どうしようもない奴だったかを聞かされます。いっぽう、だんなの話を聞くと、奥さんがいかに高慢ちきで、経済観念が無く、嘘つきだったかを聞かされます。
まぁそんな話ですが、実に描写が巧みで演技も見事。人生の役に立つし、表現や描写の参考にもなります。
こちらはさすがに古すぎて予告編はありません。
10.キャスト・アウェイ
この映画はあまりにも有名で、いろいろなサイトやブログで紹介されているので、いまさら感があるかもしれませんが、やはりおすすめからは外せない1品です。
映画のほとんどのシーンが、無人島での孤独生活なので、ほぼ主演のトム・ハンクスの一人芝居ですが、フォレスト・ガンプ/一期一会以来のいい仕事をしています。
この映画はいろいろな示唆を与えてくれます。
- 人生は思い通りにならないということ
- 人生には思わぬ展開があるということ
- 人は孤独には耐えられないということ
- 何かひとつでも使命とか励みがあれば、人は生きていけるということ
- 虫歯の治療は早めにしておくこと
私は10回以上見ました。何回も見ていると「なるほど、そうだったのか」という気づきがあります。
- 漂流して孤独と戦いながら、どうして積荷のひとつだけを最後まで開けなかったのか
- その荷物の主である女性アーティストとロシアに単身赴任していた夫との関係はどうなったのか
- 最後に主人公はなぜ女性アーティストに「何も無い」と言われた北を目指すのか
一度見た方も再度ご覧になることをおすすめします。
アマゾンのリンクから予告編が見れます。
いかがでしたか。以上が私がおすすめする映画10選です。
いい映画との出会いは、いい本との出合い同様、人生を変えます。ご参考になれば幸いです。
ごきげんよう。
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