【簡単な味噌汁の作り方】女が味噌汁を作らないなら男が自分で作れ

かぶとたいぞうです。

味噌汁は日本人のふるさとの味です。味噌は発酵食品なので免疫力を育てます。



朝からパンと牛乳では体を冷やすだけです。あたたかいごはんと味噌汁が体を温め体に活力を与え、やる気を起こすのです。



味噌汁を作るのを面倒がる女性がいる

女性は朝食にパンと牛乳、コーヒーが好きです。準備が簡単で洗い物が少ないからです。だから女性に任せておいたら毎朝トーストです。時間が無い時はトーストに牛乳かコーヒーだけ。時間がある時はそれにせいぜいサラダと目玉焼きが付くくらいです。

女性が作る朝食の定番は体が冷えるものばかり。冷え性になるのは当たり前です。

味噌汁を作れと言うと、いちどに3日分も作ります。そして必ず駄目にして、とがめるともう作らなくなります。その後は頼みづらくなります。味噌汁を作るのを面倒くさがる女性の常套手段です。

居酒屋でお父さん同士で宴会をした時のこと

以前私は小学校のPTA会長をやっていたことがありました。こどもが小学校に通っていたころに役員にオガミ倒されて嫌々引き受けたのです。

ある日、イベントの打ち上げでお父さん同士で飲んだことがありました。その日はイベントの後片付けで力仕事だったので、参加者はお父さんばかりでした。作業の後に近所の居酒屋に行き、男ばかり10人くらいで食事をしたのです。



居酒屋のメニューとにらめっこ

男達はまずビールを頼みました。そして居酒屋のメニューとにらめっこを始めました。小学生の子を持つ父親なので、みんな30歳台くらいです。何を注文しようか迷っています。

ビールが出てきて乾杯した後、みんなまたメニューに見入りました。

誰かが「せっかくだから、日ごろ食べれないものを頼みたいね」と言いました。他の人が「そうだな」と言い、メニューの上から順番に見ていきました。

日ごろ家では食べられないもの

一般的なチェーン店の居酒屋です。エダマメ、おしんこ、冷やっこ、玉子焼き、焼き鳥、焼き魚・・・どれも家で食べることができるものばかりです。

誰かが「味噌汁もあるんだね」と言いました。

他の人が「どこどこ」、「一番最後のところ」「あぁ、あるね」。

閉め用のおにぎりや漬け物と一緒に1杯100円の味噌汁が確かに載っていました。



みんな味噌汁

「オレ味噌汁」、「あ、オレも」、「じゃ私も」・・・

「味噌汁の人」、「はーい!」、10人のお父さん全員の手が上がりました。

まだ肉も魚も何も決めていません。いきなり最初に決めた注文が全員味噌汁だったのです。

手を上げたまま、お父さん達はお互いに顔を見合わせて笑いました。10人のお父さん全員が「日ごろ食べれないもの」として選んだのが味噌汁だったからです。

冗談のような話ですが、本当にあった話です。

女性の味噌汁離れは今始まったものではなく、かなり以前からあったのです。

味噌汁は簡単に作れる

いつからか私は味噌汁を自分で作るようになりました。待っていても作ってくれません。

最初のころは1杯分ずつ袋に入ったインスタントの味噌汁を買ってきてお湯で溶きました。でもビニール袋に味噌が残るしゴミが出るのでもっと簡単にできないものかと考えるようになりました。



普通に味噌を入れてお湯で溶く

インスタント味噌汁はビニール袋の中に味噌とダシと乾燥具材が入っているだけです。それなら普通に味噌を買ってきて、スプーン1杯分をお椀にとり、そこにダシの元と乾燥具材を入れてお湯を注げば同じじゃないかと思いました。

乾燥ネギとイリコだし(カツオでも何でもいいですが)を買ってきて実際にやってみました。インスタント味噌汁とまったく同じ味でした。ビニール袋に味噌が残らないし安く付くのでインスタントより効率的でした。

ちょっとの手間

そんなことをしているうちに、小ナベでお湯を沸かし、豆腐やネギ、ジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、葉野菜など冷蔵庫にあるものをちょっと入れて少し茹で、最後にダシと味噌を入れてさっと溶くというやり方で簡単に味噌汁を作れるようになりました。

今ではいつもごくごく簡単に味噌汁を自分で作っています。慣れてくると簡単です。1分もかかりません。コツは次の通りです。

  • 1度に1食分しか作らない(1杯分か2杯分のみ)
  • 味噌を溶きさえすれば味噌汁になる
  • 具は何でも良い


味噌汁の原型

江戸時代後期まで味噌はご飯の上に乗せて食べるものでした。味噌は高価なものだったので食べることができたのは武士だけですが。

ご飯をあらかた食べた後、残ったご飯と味噌にお湯をかけて湯漬けにしたのが味噌汁の始まりです。今で言うと「ねこまんま」が味噌汁の原型です。

今の味噌汁は

味噌汁が今のように独立してお椀で出されるようになったのは明治以降の料亭です。

つまり、味噌汁は味噌をお湯で溶きさえすればいいのです。むしろ煮立てないほうがいいです。

うるさいことを言う人もいますが、味噌汁の作り方なんて本来簡単なものなのです。もともとインスタントなのです。だからあまり考えずに、ただ味噌を溶いて飲めばいいのです。



味噌汁、漬け物は日本の庶民料理

味噌汁は漬け物と並んで日本の代表的庶民料理です。いずれも発酵食品で免疫力を高め、健康維持に欠かせません。

それなのに最近は「味噌汁離れ」、「漬け物離れ」が進んでいるのだそうです。残念なことです。

何も特別なことをしなくても、毎日味噌汁と漬け物を食べていれば健康維持に効果があると私は思います。

ごきげんよう。


【関連性の高い記事】



この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。

【あわせて読みたい】


同じカテゴリーの最新記事5件


「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。


記事のカテゴリー/タグ情報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*