かぶとたいぞうです。
当然のことながら、保険のことに関しては保険のプロが一番詳しいです。保険会社の人、保険代理店の人、それらの会社に勤める人、保険コンサルタントなど、いわゆる業界の人です。
保険のプロは一番いい保険を教えてはくれない
しかしそれら業界の人、プロが勧めてくれる保険は手数料が一番高い商品であって、一番いい保険ではないのです(代理店契約のない本当の助言者、あなたの親友の助言などは除く)。
言い方を変えれば、保険のプロが勧める保険は、そのプロが一番得する保険であって、あなたが得する保険ではないと言うことです。
保険業界が契約時の手数料で成り立っているのだから、誰だってちょっと考えたら分かることです。
死んだら遺族が1億円もらえる保険
保険の勧誘員は若い人に「死んだら遺族が1億円もらえる保険」を熱心に勧めます。それを売ると勧誘員に大きな手数料が入ってくるからです。
死亡確率と死亡時保険金額と月々の保険料のバランスを考えると、「死んだら遺族が1億円もらえる保険」は保険会社にとっては儲かってしょうがない保険なのです。だから勧誘員も手数料をガッポリもらえるのです。
若い人が保険勧誘員に「いま私が入ったほうがいいと思うおすすめの保険は何ですか?」と聞いたら、「死んだら遺族が1億円もらえる保険が絶対におすすめです」と言うに決まっています。
保険勧誘員の「あなたのために」はあなたのためではない
「あなたのためにおすすめしているのです」「奥様を愛していらっしゃるなら当然入るべき保険です」「万が一の時に妻子が路頭に迷わないよう」などと熱心に勧誘するのです。
私も若い時はそういう保険に何本も加入させられました。私には保険の知識がなかったからいいカモでした。
後で分かったのですが、そんな保険に入らなくとも妻子は路頭に迷わないのです。
私が死んでも家のローンはローンにセットされている死亡保険金で相殺されます。遺族年金や児童福祉手当がしっかりしているので妻子の生活もある程度は保証されます。
そんな事は保険の勧誘員だって知っていたはずなのに教えてくれなかったのです。
誰も勧めてくれない終身の医療保険こそ本当はいい保険
今思えば若いうちに終身の医療保険に入るべきでした。病気や怪我で入院したら1日1万円くらい支給される保険です。65才払い切りで保証は死ぬまで。連続入院日数制限は90日もあれば充分でしょう。若いうちに入れば月々の支払いも数千円だと思います。
でもプロはそういう保険を勧めません。そんなものを売ってもたいした手数料をもらえないからです。
プロが勧める保険=自分が損する保険
考えてみたら、プロが勧める保険はプロがもらう手数料が一番高いものです。その保険は保険会社にも儲けが一番大きいのです。ということは、あなたが一番損をする保険なのです。保険会社の利益はあなたが支払う月々の保険料から出てくるのですから。
銀行も熱心に売る外貨建て保険商品
最近は銀行が低金利で儲からないから、保険商品を一生懸命に売っています。中でも手数料がめちゃ高い外貨建て保険商品を熱心に売っています。
銀行員があなたに外貨建て保険商品を熱心に売るのは、なにもあなたのためではありません。自分が大きな手数料を得るためです。手数料が高いということはあなたが損をすることは容易に分かるはずです。銀行員もそんなことを百も承知で売っているのです。いまは銀行員も必死なのです。
保険はプロに聞かず自分で調べてネットで契約
結論を言うと、保険はプロに聞かず自分でネットで調べて、保険会社のウェブサイトから直接ネット契約するべきです。今の時代はそれができるのです。面倒臭がらずに自分である程度の知識を持ちましょう。
株も証券マンの言いなりになってはならない
株もまったく同じです。証券マンの助言に従うと証券会社が一番得をするよう仕向けられます。
証券会社の利益は売買手数料、ファンド組成手数料、信用取引の金利、新規公開手数料、その他手数料などです。
つまり、証券マンや株のプロに助言を求めたら、デイトレードのような頻繁に売り買いを繰り返す取引、信用取引によるギャンブル的投機、IPO(新規公開)株の購入など、素人が絶対に手を出してはならないものを勧められるのです。あるいは証券会社が儲かるファンドを勧められるでしょう。
証券マンは自分が一番儲かることをあなたに勧める
あなたにとっては決して最良の選択とは言えません。しかし証券会社にとっては一番儲かるものなのです。
証券会社や証券マン、株のコンサルタントなど業界の人は、私がおすすめする「株式長期投資」なんか絶対に勧めません。そんな取引をされたら証券会社は全然儲からないからです。
株取引も結論は保険と同じです。
株取引はネット証券で自分の判断で行なう
ネットでいろいろ自分で調べて、ネット証券会社で直接株を購入することです。ネット証券会社は手数料も安いし余計なことを言ってきません。
SBI証券、マネックス証券、楽天証券あたりを自分で調べて利用すればいいです。
昔はネットがなく、専門知識は一部の人にしかなく、プロに頼らなければできないことがたくさんありました。でも今は時代が違います。どんなことでもネットで簡単に調べることができます。
なんでも人に聞かず、自分でネットで調べて勉強し知識をつける
なんでも人に教えてもらおうとはせずに、自分で調べて勉強しましょう。
これからの時代をしなやかに、したたかに生きてゆくにはそのような技量が必須です。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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